【体験談】SCRAP『​謎の壁からの脱出』は4人が分断された(ネタバレなし)

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脱出 感想

今日も、ブログを見ていただきありがとうございます。

本記事は脱出歴5年の筆者(にょっき)が、実際に参加した謎解き公演の【感想記事】となっております。

ネタバレはありませんが、ほんの少しでも情報を入手したくない方はブラウザバックを推奨いたします。

<こんな方にオススメ>
・謎解き関連のエンターテイメントをお探しの方
・作成団体の雰囲気や傾向を知りたい方。
・脱出ゲームや謎解きの参加は「雰囲気」で決めたい方。
是非、最後までお付き合いいただけると幸いです。

にょっき
にょっき

SCRAPさんの大阪公演「謎の壁からの脱出」のご紹介。

「また君に会うために、謎を解く」とキャッチフレーズが銘打たれた公演。

本当に目の前に壁が存在していました。

フォコン
フォコン

東京では割と前に開催されていた公演だな。
リアル脱出ゲーム大阪心斎橋店でも、2021年7月25日までだな。
名古屋公演は2021年8月22日まで開催されているようだな。

にょっき
にょっき

そうだね、東京では2月くらいに始まっていた公演。
大阪にも持ってきてもらえるのは有難い。
「情報共有の大切さ」を改めて感じる公演だったね。

にょっき
にょっき

今回の総合評価は『30点/50点』

コミュニケーションが重視されていたのは良かったです。
ギミックで面白部分もありましたね。

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【謎の壁からの脱出】の概要・ストーリー(背景)

概要(値段・人数・型など)

  • 参加日時:2021年7月18日(日) 10:00~12:00
  • 参加人数:1人~4人(最大4人1チーム)
  • 価格:3,600円 
  • 型:ホール型?

型の指定が少し難しい公演。ホールで開催されているんですが、通常のホール型とは少し形式が異なる。

目の前に壁があり、4人で参加した場合、2-2に別れて壁を挟んで謎解きを行うことになります。

この壁が複数そびえ立っており、各チームがその壁に配置されるという形式。

通常のホール型とは異なり、机などは一切存在しておりません。

下記の公式Twitterの写真を見て頂くのがわかりやすいかと。

スタートすると、壁の向こう側はクリアするまで見ることはできません。

知り合いで行った場合は、苦手分野が重ならないように分かれることがよさそうです。

壁の向こう側のメンバーといかにうまくコミュニケーションをとるかが重要な公演でした。

ストーリー(背景)

【STORY】

町が突然壁によって分断されたあの日から1年が経った。

壁は理由もなく、前触れもなく、突然現れ、家族も友人も恋人も、壁を隔ててバラバラになった。

あらゆる情報のやり取りができなくなった。壁は意識を持って我々に攻撃してきた。

近づくことすらできない。そう、この壁は生きているんだ。

僕たちは1年にわたってこの壁の研究を続けてきた。

その結果ついにわかったことは、今日この時だけ壁に近づくことができるということ。

今から1時間だけ、壁は意識を失う。

その時間で壁に近づき、この壁に隠された謎を解き明かすしかないんだ。

そうすれば壁はなくなり、また元の生活が戻ってくるだろう。

壁の向こう側には仲間がいる。その仲間と協力して謎を解き明かさなくてはいけない。

協力せずに解ける謎は1つもない。

今日この日のために1年間1日も休まず研究を続けた。

僕と君の血のにじむような努力が、この1時間で報われるかどうか決まる。

生きている壁に世界が分断されているという、ちょっと想像しにくいストーリー。

生きている壁ってなんだ?攻撃してくるってどういうこと?とはシンプルに疑問。

壁自体に世界が分断されるのは過去の人間が行ったことなんでイメージはできるんですけどね。

実際に壁を目のあたりすると、「生きている割にカラフル!」とは思いました。

ストーリーからもわかるように、壁の向こう側の仲間との協力が重要になります。

オンライン公演で増えてきた、『情報の分断』が実際の壁という物理的な要因で起こる様式。

『協力せずに解ける謎は1つもない』と予め明示されているので、最初から最後まで協力を意識して参加しました。

【謎の壁からの脱出】の結果

多少の面白い事件は起きましたが、問題なく『成功』

時間として10分は残っていたので、割と優秀だったと思います。

ただ、30分以上残ったという人もちらほらいるので、得手不得手がはっきりする公演かと。

我々もチームを組んだのは初めてだったんですが、全員がコミュニケーションとることに長けていたのでそこのアドバンテージが大きかった。

ちなみに写真は、成功したかのようにとっていますが、開始前の写真です(笑)

壁が開いてからは写真はもちろん禁止になるため、開始前に記念撮影をするしかなかったんです。

日曜日の朝一の会でしたので空きもちらほらありましたが、当日は40%くらいのクリアでした。

初めましての方でチームを組んでやると、少し難易度が高くなると思います。

相手の顔が見えない状況で色々とコミュニケーションを取らないといけないため、どうしても遠慮とかは生じるかと。

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【謎の壁からの脱出】の感想・総合評価

良かった点、個人的に気に入った点

現在地が明確だった」点が進行しやすかった。

情報が分断されている中でも、「今、何をしているか」「どのステップにいるか」の意識統一が行いやすい設計でした。

謎に関係ない、情報の分断ってフレストレーションの要因になり得ますが、不要な情報不足は極力排除されていた印象。

上記の様に壁自体に番号が振ってあり、そういう要素を用いつつ相手に伝えることができましたね。

また、リアルに分断されているからこそ、対応可能な仕掛けも沢山存在していました。

「オンラインでもいいじゃん。」となりにくいように工夫されていたと思います。

最後に成功チームを呼んでもらうのも、リアル公演ならではの良さでした。

悪かった点、個人的に気になった点

気になった点は2つあります、環境要素で情報共有が行いにくい部分がある点

私たちの会は比較的感じにくかったですが、他のチームの声が結構聞こえていました。

壁の向こうに伝えるのにどうしても声が必要になるため、大声は禁止されているものの、比較的どのチームも声が大きくなってしまいます。

私たちは進行が速かったため、ネタバレにはなりませんでしたが、参加者によっては他のチームの声でネタバレになってしまう環境だったかなと。

感染防止の面から難しい要素が沢山あるのでご時世的に代案を取りにくい部分は多そうです。

個人的にはインカムなどを配布するのも面白かったかなと思います。(不要な大声も防げますし)

研究してきてチャンスを伺っていたというストーリーですし、壁の向こう側と通信手段がある方が、ストーリー的にもしっくりきたかと。

途中で、糸電話を作るとかで、コミュニケーションを取れるようにするのも面白そう。

もう一点は、最後までストーリーがしっくりこなかった点。

エンディングを迎えて、製作者側が伝えたいメッセージはしっかり感じることができました。

ただ、「生きている壁」という部分がやはり最後までしっくりこなかったです。

その点で謎解きにおいて困ることはなかったので、進行には問題ありませんでした。

江口さんという豪華声優も起用されていたものの出番も少な目でしたね。誘拐脱出の津田さんのような起用の仕方だと声優ファンとしては嬉しいです。

【謎の壁からの脱出】の総合評価(50点満点評価)

難易度 : 6/10  (難易度が適切か)
世界観 : 6/10  (世界観にブレがないか。のめりこめるか)
斬新度 : 6/10  (新しい仕掛け、取り組み、謎が多いか)
ワチャ感: 5/10  (参加者が盛り上がれるような仕組みの有無)
論理度 : 7/10  (各小問や、大謎に不整合がないか。適切な誘導の有無)
評価点 : 30/50

今回は合計得点が30点となりましたので、オススメ公演です。

コミュニケーションをとりながら、謎を解いていくことが好きであれば楽しめます。

ただ、個人的にはクリアを目指すなら、「知り合い同士の参加」をお勧めしたいです。

先にも書いたように、顔の見えない相手とのやりとりがデフォルトになるため、ある程度気兼ねなく声をかけたり、情報を伝えたりできる組み合わせの方がクリアしやすい。

成功率は公式の情報を見ると比較的高い印象ですが、詰まりやすい要素もちらほらありました。

「正確に情報を伝える」「どの問題も協力が必要」この二点はポイントになりそうですね。

個人的にはルーム型で2人×4組とかに別れながら、協力していく公演とかもやりたいなと思いました。

実は協力していると思った相手が違った!とかの展開も面白そうだなー。


なお、SCRAPさんはオンラインフェスという形で複数日にわかれて、サマーフェスを開催されます。

私はInside Theaterが好きなので、また公演があることがかなり嬉しい。

2021年7月25日(執筆日)までは、早割もありますので、もし気づいた方は下記の公式HPより内容参照してください。

どうせ参加されるならお得に参加されるほうがいいですからね!

にょっき
にょっき

リアル脱出ゲーム大阪心斎橋店さんでは、2021年8月以降短期間で様々な公演が開催されます。一か月以内で終わってしまう公演もあるので、公式ページなどを一度ご確認いただくことをお勧めします!

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