【体験談】SCRAP『​緋色の捜査網からの脱出』は新スタイルを感じた(ネタバレなし)

スポンサーリンク
脱出 感想

今日も、ブログを見ていただきありがとうございます。

本記事は脱出歴5年の筆者が、実際に参加した謎解き公演の【感想記事】となっております。

ネタバレはありませんが、ほんの少しでも情報を入手したくない方はブラウザバックを推奨いたします。

<こんな方にオススメ>
・謎解き関連のエンターテイメントをお探しの方
・作成団体の雰囲気や傾向を知りたい方。
・脱出ゲームや謎解きの参加は「雰囲気」で決めたい方。
是非、最後までお付き合いいただけると幸いです。

にょっき
くっすん

今回はSCRAPのリアル脱出ゲーム大阪心斎橋店での公演をご紹介。

昨年は行われなかったコナンコラボが返ってきました。

映画に合わせて今回は赤井秀一にスポットがあたっております。

フォコン
フォコン

コナンコラボは累計100万人以上が参加していることからも人気なコンテンツであるこがわかるな。ただ、毎年あるけど難易度が高いことで有名。

今回はどういったコラボのお話なんだ?

にょっき
にょっき

分かりやすく言うと、「FBIである自分たちが爆弾事件の捜査を行う。」

というシナリオなんだけど、容疑者がFBIの身内である赤井秀一。

本当に赤井さんが犯人なのかを捜査を通して解明していきます。

にょっき
にょっき

今回の総合評価は『29点/50点』

コラボ公演の中では難易度が高めで好き嫌いが分かれやすい公演。

面白い取り組みだったので、ブラッシュアップに期待です。

スポンサーリンク

【​緋色の捜査網からの脱出】の概要・ストーリー(背景)

概要(値段・人数・型など)

  • 参加日時:2021年9月23日(日) 10:00~12:00
  • 参加人数:1人~(最大6人1チーム)
  • 価格:3,200円(グループチケット) 
  • 型:ホール型

今回の公演は、各テーブルで謎を解く、ホール型の公演。

大阪公演は2021年10月17日までですので、参加検討されている方は日程ご留意ください。

参加者はFBI捜査官となり、日本で起きたとある爆弾事件の解決に邁進します。

コラボ公演ですが、コナンの登場キャラになるのではなく、FBI捜査官となるところが、他のコラボ公演とは若干違いますね。

コナンの登場物に関しては、会場でも情報が与えられるので、事前知識がなくても大丈夫。

私もコナンに詳しい方ではないものの、脱出中は特に問題ありませんでした。

公式からも映像が出ており、こちらからも雰囲気を事前把握可能ですので、ご覧ください。

ストーリー(背景)

4年に1度のスポーツの祭典『WSG -ワールド・スポーツ・ゲームス-』が開催中の東京。

突然の爆破予告を受け、FBIは特別捜査本部『BTF』を組織。

日本に潜入中のFBI捜査官にも召集がかかり、捜査会議が始まった。

しかし、そこで告げられた衝撃の事実。

『容疑者の名は、赤井秀一。FBIの威信にかけて彼を見つけ出せ…!』

赤井秀一逮捕のために動き出すFBI捜査本部に対し、コナンとジョディは赤井の無実を信じて独自に捜査を進める。

しかし捜査上に浮かび上がる手がかりは、赤井秀一の関与を示す物ばかり。

解決の糸口が見えぬまま爆破時刻までのカウントダウンが進む。

コナンと赤井、2つの『銀の弾丸』と共に事件の真相を解き明かし、爆弾を止めることはできるのか? 誰も経験したことのない広域捜査が今、始まる…!

簡単にまとめると、私たちはFBI捜査官として、とある爆弾事件の捜査を行う。

しかし爆弾事件の容疑者となったのは、過去に死んだはずの赤井秀一。様々なFBI独自の捜査ツールをつかって、周辺人物の捜査から始まり辿り着く先は…。といったっところですかね。

FBIの人気キャラクターであるジョディ先生も登場しますよ。

今回ネタバレになるか微妙で、記載するか非常に迷ったのですが、途中まで全チームで分担して捜査が進んでいきます。(同じ担当が複数班いるので分担は軽い)

それ以上の記載は楽しみを奪いかねないため控えますが、脱出ゲームというよりは「FBI捜査官体験イベント」といった傾向の強いストーリー進行となっていました。

いつもと傾向がかなり違うため、人によっては合わない人もでる印象でした。

【緋色の捜査網からの脱出】の結果

チームメンバーのアイディアがかみ合って、『成功』しております。

私たちが参加する前のクリア率が6%くらいだったんですが、参加した回は何と4組が成功。

難易度的に4組も良く成功しているなと驚きましたね。

コナンは毎回難易度高めですが、今年もそれは継続していました。(是非は一旦置いておくとして)

今回は分担して、色々な可能性に着手していなかったら、絶対に失敗していたと思える内容でした。

大謎は面白い要素もあったんですが、賛否が分かれる内容だったと思います。個人的にはFBI捜査官として「推理」を行えたので、その点の不満は少なかったです。

一度だけ、やっていることがあっているのかを確認するためヒントを使用しましたが、いつもの公演より大謎近くのヒントも少な目だった印象。

一般的に言われる「謎解き」というよりも、あくまで最初から最後まで「捜査」を行っている公演。その点での目新しさはありました。

ただ、チャレンジングだったん点は良かったですが、参加者のユーザビリティ(道具の使いやすさ、問題が解きやすい環境かどうか)などは、改善点が多く残っていた印象です。

スポンサーリンク

【緋色の捜査網からの脱出】の感想・総合評価

良かった点、個人的に気に入った点

司会の盛り上げ方」は、ジョジョコラボも良かったですが、今回も良かったと思います。

我々をFBIの捜査員として鼓舞してくる感じなど、熱が入っているのが伝わってきました。

同じ司会の方だったんですけど、こういう勢いのある公演向いていらっしゃいますね!

司会の熱量や対応力とかって、公演の大きな要素の一つになっているなと改めて感じました。

今回の演出上しかたないんですが、めちゃくちゃ考えている時や情報共有している時に、指令や全体の状況の変化を伝えてきて、グループ内でコミュニケーションがとりにくかったのが、少しフラストレーションでしたけど(笑)

でも、まぁ仕事中とかもいいタイミングにかぎって声かけられたりするし、そういう意味でもFBI体験に近いのかな?

1つのことを成し遂げようとする「一体感」は、今までの脱出ゲームにないポイントでした。

他の参加者は「いないものとする」という公演が多い中で、一体感を生むのって難しいです。

新しい取り組みとして賛否あると思いますが、うまく進化すれば面白い公演が出てくると思います。

悪かった点、個人的に気になった点

かなり気になったのはユーザビリティの低さ。端末は2端末あって、そこまでやりにくさはなかったんですが、配置が色々なマイナス要因を生んでいました。

ネタバレに成らない範囲で記載すると、机の上の「作業」が競合するものが多すぎて、他の人の作業を中断してもらったり、場所を変えてもらわないといけないケースが多すぎた。

紙類が散らかっているとかではなく、動かせないものも考えると、競合せざるを得ない形式。

仲間を揃えて参加しているため、「ちょっと、そこのけて」とか気軽に言える関係でも感じたので、初めましての人だとかなり言いづらいでしょう。

机を立体的に使う(ダッシュボードみたいなイメージ)にすれば、この問題は解決されたと思います。

しかも、他の公演で同じ形式で対応されており技術的にも問題ないでしょうし、非常に勿体ない。どれだけ謎や演出が楽しくても、「気持ちよく解けない」と体験価値が下がってしまいますね。

2点目は「大謎の出し方」も少し気になりました。ネタバレ防止のため、詳細は記載できませんが、成功した身でもちょっと不親切だったなと感じています。

もちろん導線は存在しているんですが、前段の演出とかも鑑みると、急に参加者を突き放したように感じました。

しかも気づいた時にはリカバーすることがかなり難しいため、もう少し丁寧な誘導や案内があってもいいのではないでしょうか?

新しい楽しさを提供しようという意気込みは感じましたし、新しい楽しさが生まれそうでワクワクしました。ただ、ちょっと要素を詰め込みすぎて参加者との距離ができた印象。

3点目は「キャラの必要性」について。コラボ公演で、CM含めて赤井さんがメインに据えられていたので、基本的にシナリオに凄く絡んでくるものと思っていたのですが、終わってみての印象はかなり薄めです。

特段思い入れは少ない私でもそう感じたので、キャラクターの持ち味をさらに生かす公演だとファンの方の満足度があがりそうです。

【​緋色の捜査網からの脱出】の総合評価(50点満点評価)

難易度 : 6/10  (難易度が適切か)
世界観 : 6/10  (世界観にブレがないか。のめりこめるか)
斬新度 : 7/10  (新しい仕掛け、取り組み、謎が多いか)
ワチャ感: 5/10  (参加者が盛り上がれるような仕組みの有無)
論理度 : 5/10  (各小問や、大謎に不整合がないか。適切な誘導の有無)
評価点 : 29/50

今回は合計得点が29点でとなります。

難易度は高めで、「捜査」という概念をエンタメにしてみた作品。FBI操作をエンタメにした感じになります。

最終問題まで色々なことを想定して、対処していく「推理力「想像力」が必要な公演となります。

コナンコラボは新しいことに挑戦しようという意気込みを毎年感じるんですが、端末を使うほどユーザビリティが下がりがちな印象。

端末って操作できる人間もかぎられますし、画面も小さいのでなマイナス要素もでちゃいますよね。一方でできることも格段に広がるので、端末自体を否定するわけではありません。

そこで重要になるのは「操作のしやすさ」だと思います。

今回は少し工夫することで、解消されるようなマイナス要素もいくつかあったので、惜しい要素が多い公演でした。

新機軸で面白いな!と思える部分もあったので、来年のコナンもチャレンジングなことをしてほしいです。

この新しい面白さを提供する姿勢こそSCRAPが業界のトップランナーであり続ける原動力だと思います。

まだ翌年の映画も決まっていませんが、来年のコナンコラボ公演の製作、宜しくお願い致します!

にょっき
にょっき

ワクチンも普及してきていますし、来年はUSJでのコラボの復活を強く希望します。あそこでしか見られない劇も面白いですし、ビル一棟の謎解きは楽しいので。

コメント

タイトルとURLをコピーしました