今日も、ブログを見ていただきありがとうございます。
本記事は脱出歴7年の筆者が、実際に参加した謎解き公演の【感想記事】となっております。
ネタバレは極力控えていますが、ほんの少しでも情報を入手したくない方はブラウザバックを推奨いたします。
<こんな方にオススメ>
・謎解き関連のエンターテイメントをお探しの方
・作成団体の雰囲気や傾向を知りたい方。
・脱出ゲームや謎解きの参加は「雰囲気」で決めたい方。
是非、最後までお付き合いいただけると幸いです。
XEOXYさんの大阪公演にいってきました!
「Scapegoat」「ヒーローワーク」の二本に参加しました。
個人的にはヒーローワークがより好きだった。
定期的にあるXEOXYさんの地方公演だな。
ヒーローワークはどんなお話だったんだ?
簡単に言うと「ハローワーク、ヒーロー版」ですw
タイトルから両方の意味がかかっていて面白いですよね。
ヒーローになるための就活してきましたよ。
想像していた感じとは違うことが面白かった。
特にストーリーの展開が好き。
4人という人数配分も絶妙なバランスでした。
【ヒーローワーク】の概要・ストーリー(背景)
概要(値段・人数・型など)
参加日時 | 2023年1月28日(土) |
参加人数 | 4人 |
価格 | 3,500円 |
型 | ホール型 |
XEOXYでは少し珍しい、4人1組の公演となります。
個人的には6人1組より4人1組の方が情報共有や全体把握などがしやすいので好き。
ホールだと4人、ルームだと6人くらいが個人的なちょうど良さを感じる人数(笑)
もちろん6人1チームならではの物量がある公演とかもいいんですけどね!
参加した当日マダミス↦SCRAP↦XEOXY↦XEOXYというハシゴだったため、だいぶ脳を消費していたんです…。
しかしいざ始まると、とりあえず疲れていることは忘れた。いい意味でそれくらい忙しい公演でした。
ストーリー(背景)
ここはヒーローがいる世界。
ヒーローが職業として認められた世界。
そんな世界にあるヒーローワーク。
それはヒーローを運営する会社への就職窓口である英雄特化型職業安定所。
世界を救う人気者に憧れた君は、ヒーローワークへと向かうのだった。
様々な謎が出される就職試験を突破し、英雄になろう!
平凡な生活を変えるため、世界を救おう!
果たして君は、60分以内に”本当の英雄”になれるだろうか。
https://www.xeoxy.com/event/hero
ストーリーを簡単にまとめると、ヒーローが当たり前の世界でヒーローに就職する物語。
いやヒーローになるってどういうことやねん!みたいなツッコミをしたくはなりますが、直近のAIの進歩とか考えると、人間側がなにか新しい能力に目覚めてもおかしくないのかも…。
勿論ヒーローに就職するなんて、安易なものではありませんでしょうね。
ストーリーにある『本物の英雄』って何なんだろう?と思いつつ、試験に挑んできましたよ!
【ヒーローワーク】の結果
いやぁ…成功チームとして呼んでもらったものの、タイム的にはおまけ成功といっても過言ではないかな。
個人的には失敗したくらいのお気持ちだし、途中でヒントも貰っちゃいました。
良く謎解き公演で「味がする」という表現をつかうけど、言い換えると「ここに違和感があるからもう一度使いそう」って感覚だと思っているんです。
今回なぜか全く味がしなかった。というか食してもいなかったレベル。「4人いてなぜ誰も見ていないんだ!」というレベルの見落としがありました…。
完全に自己責任なんですが、『文章をきっちり読む』『気になったことは口に出す』を7年経ってもたまに実行できない甘ちゃんであることを改めて認識しました(笑
そんな凹む気持ちはありましたが、全体的にはとても楽しい公演でしたよ。
【ヒーローワーク】の感想・総合評価
良かった点、個人的に気に入った点
お話の展開とEDが良かった。というか好き。
事前のストーリーだけだと「ヒーローに就職する」だけのお話なのかなと思いましたが、それ以上に奥行きのある作品でした。
もちろん詳細はお伝えできませんが、物語の帰着点もとても良かった。
「あぁ、そういう結末になるのかー余韻があるな」とED見ながら妙に納得しましたね。
色々語りたいですが、これ以上はネタバレになるので止めておきましょう。
後、とある演出も個人的には好み。
人によっては「不要」とか言われそうだけど、没入感を増すための仕掛けだと、私は肯定派!
全てのもの・演出が謎に関係していなくてもいいと感じております。
今自分たちがどういう状況なのかを「言葉だけでなく」様々な表現で伝えるとりくみはとても好み。
クリティカルな定義や成功条件はブレないように「言葉で伝える」方がいいと思うんですが、その周辺情報はいろんな形の表現があっていいと思います。
悪かった点、個人的に気になった点
ライトなフライヤーですが、割と物量多め。
いや別にマイナスポイントでもないんですが、XEOXYさんってワチャワチャ系の公演もおおいからそっちサイドかな?って思ってたんですが、割と情報・物量多めの公演でした。
最大4人というのが絶妙な塩梅になっていて、6人だと物足りないし、私としては丁度いいものだった。(自分のレベルよりちょい上くらいが楽しい)
絵柄はポップですが、謎は骨太なので再演がある時はご留意ください!(笑
後はちょっと面白い回答思いついたんですが、「それではダメです」って言われたのが少し悲しかったくらいですね。
完全に手前味噌ですが、「もしかしたらこういう突破方法はどうでしょ?」という意味では面白い方向性だった気はしています。
【ヒーローワーク】の総合評価(50点満点評価)
難易度 | 難易度が適切か | |
世界観 | 世界観にブレがないか、のめりこめるか | |
斬新度 | 新しい仕掛け、取り組み、謎が多いか | |
ワチャ感 | 参加者が盛り上がれるような仕組みの有無 | |
論理度 | 各小問や、大謎に不整合がないか。適切な誘導の有無 | |
合計点 | 37/50 |
今回は合計得点が37点となり、『推し公演』となります。2022年のXEOXYさんの作品の中でも個人的には結構好きな作品です。
めちゃくちゃ目立つような作品ではないと思うんですが、ED含めて「自分の好き」と割と合致した感覚。
難易度的にも途中で「うーん」って詰まっては少ししたら閃くを繰り返していたので、解ける気持ちよさも適度に味わうことができました。
初心者の方はヒントキットを積極的に使うことをお勧めします!ラスト付近まで行く方が絶対に楽しいので。
タイトルどおりかもですが、ハローワークという”日常であり非日常な空間”と、ヒーローという”非日常なんだけど、コンテンツとしては日常にあるもの”がうまく融合していたと思います。
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