今日も、ブログを見ていただきありがとうございます。
本記事は脱出歴5年の筆者(にょっき)が、実際に参加した謎解き公演の【感想記事】となっております。
ネタバレはありませんが、ほんの少しでも情報を入手したくない方はブラウザバックを推奨いたします。
・謎解きに興味がある方。
・気になっている公演だけど、参加するか迷っている方。
・脱出ゲームの参加は「雰囲気」で決めたい方。
・筆者のクリアの成否で難易度を確認したい方。
今日はFFBASさんの「でかいビルからの脱出」の体験感想をお届けします。ノンスタイルの井上さんのブログでも紹介されており、気になっている団体さんでした。
井上さんの参加率って傍目に見ていてもすごいよな!
SCRAPさんとのコラボ公演もあるから、参加するんだろ?
FFBASさんは確かに初めての公演だが、なんて読むんだ?
Twitterをみるかぎり「ふふばす」さんみたいだね。
しかもかなり若い団体さんのようです。
こういう団体さんが増えてくるのは、素敵ですね。
今回の総合評価は「31/50点」
ただ、個人的な部分で別途マイナス要素が発生しています。
(参加する会によって異なる要素なので、詳細は後述)
【でかいビルからの脱出】の概要・ストーリー(背景)
概要(値段・人数・型など)
- 参加日時:11月21日(土) 14:30~16:00
- 参加人数:4人(4人で1チーム)
- 価格:3,000円 (前売り価格)
- 型:ホール型
※コロナ対策のため、検温等あり。
大阪自体が出張での特別公演であったため、ホール型。
チェックポイントへ行く回数は多いものの、混むこともなくスムーズ運営でした。
貸会議室での公演だったので、テーマである「ビルからの脱出」という部分と相違はなく、遠征公演向きのテーマかなと思いました。
小道具や大道具などをつくりこむほど、別場所での公演が難しくなるので。
ストーリー(背景)
このイベントは実際に貴方が謎を解き進めていくゲーム・イベントですそのビルは、謎でできているーーー世界一強固なセキュリティを持つとされるデカイビルに閉じ込められてしまったあなた
このビルから脱出する方法はただ一つ
それはビルに仕掛けられたセキュリティを解除すること
しかし、セキュリティは全て謎や暗号でできている
ビル中に猛毒ガスがばら撒かれるまであと60分
あなたはあらゆる謎や暗号を解き明かし、このビルから脱出できるか
(引用:チケット発売ページより)
シンプルにビルから脱出するという、シナリオ。
我々はビルの見学会の参加者で、ビル見学途中に「とあるトラブル」に巻き込まれます。
何度も経験してきた、「一般人なのになぜか死の危機に瀕する展開」です。(笑
脱出ゲーム好きの人は1か月に1回は、死と直面しているかもしれませんね。
某探偵漫画の主人公が1週間に1度は殺人事件に巻き込まれていることを考えると、それと同じくらいの危機的状況(笑
シナリオ的に複雑な部分はないので、世界観は少し薄め。
その分謎に集中しやすい公演でした。
【でかいビルからの脱出】の結果
結論ですが、今回は『成功』しております!
同日に行った、XEOXYさんのPhantom Ordealでは失敗したので、連敗せずによかった!
そして何よりも凄いのは、私たち含め、公演をハシゴしている人の多いこと。
謎解き勢の「ハシゴ参加」がデフォルトになりつつあるとあらためて感じました。(笑
一日3公演とか、私も余裕で楽しめてしまうので、皆さんの気持ちは凄く理解できます。
むしろ、大手の団体さんが公演する日にあえてぶつけることでチケットの売れ行きはあがるのでは?
移動距離を算出しつつ、ずらして公演を設定するなどの戦略もあり得そうです。
イベント運営を本業としている私からしたら、すごく興味深い視点。(基本的に競合とさけるのがデフォルト)
過去とあるイオンモールでゲームセンターで働いていた時がありまして、映画館からでてくるお客さんをどれだけ流入させるかで売上結構かわるんですよ。
それと同じような現象が脱出ゲームなどでも起こっているのかもしれませんね。
脱線しましたが、今回のクリアはチームメイトのおかげです。
「これって、こうだよね?だから皆覚えておいてね」って言ってくれたことがあり、まさにドンピシャ。
気になる部分を共有する大切さを改めて感じた公演となりました。
一部完全にメタで先に進んだ部分があるので、時間は10分くらい残しての攻略。
ちゃんと手順踏んでいたら、結構制限時間ギリギリだったと思います。
参加会は80%くらいの成功でしたが、正直謎クラさんばっかりだったので参考にならないかな(笑
【でかいビルからの脱出】総合評価
良かった点、個人的に気に入った点
良かった点は「大謎」です。
詳しくは触れられませんが、くどくない導線で、ちゃんと大謎に繋いでいたなと。
不要な情報もかなり少なかったので、最後まですっきりしていました。
ビルというストーリー上あまり突拍子もないストーリーにするわけにもいきません。
そういう制約の中で、大謎までの謎構成は綺麗だったなと。
上手にギミックを利用されていたので、謎解きとしては面白かったです。
評価のむずかしい点
参加から記事にするのに時間がかかった理由の1つがこちらの評価。
正直整理しきれていない部分ありますが、今までにない項目を特別に設けました。
評価の難しい部分は「小問(第1問題)」です。
第1問題に関しては評価がかなり分かれると思います。
私は大きな欠点とは思いませんでしたが、フラストレーションを感じる人も結構な割合でいると思います。
私も若干だけイラっとしました。(笑
でも、後々よく考えると、解けない自分にイラっとしただけですね。
「新しい仕掛けにチャレンジしているな!」という気概も感じており、こういう新しい取り組みは続けてほしいなと思います。
謎解きに行けば行くほど「小問ってこうだよね」っていう固定概念が自分の中で生まれます。
そういう固定概念が自分の中にあることを改めて気づかせてくれた公演。
何か新しいことをやる時は一定の人に居心地の悪さがあるものなので、難しい問題だなと。
悪かった点、個人的に気になった点
記事を書くのを躊躇った二点目がこちらの点。うまく表現できないかもしれません。
繰り返しますが、あくまで個人的で忖度のない感想になります。
きになった部分は「演出」です。
結論から記載すると、参加した会の雰囲気が少し居心地が悪かった。
表現は難しいのですが、「内輪感」が割と場を支配していた印象。
その内輪感を出した要因の一つが司会の演出になるのかなと。
ただ、参加者を楽しませようという純粋な気持ちだと思うので、そこは問題ないんです!
おそらく、ストーリー要素との違和感を私は感じていたのかなと。
例えば、サーカスにきています。という設定であれば、ハイテンションの司会も違和感はないと思うんですが、ビルの見学というストーリーだったので。
後は、自戒も含めてですが、参加者側の行動やレスポンスも公演の大きな要素になる。
スポーツの野次なども、賛否があるのと同じですよね。
参加者として、私自身ホール型の時は「周りに他の人がいる(同じだけお金を払っている人がいる)」ということは、忘れないようにしたいです。
【でかいビルからの脱出】の総合評価(50点満点評価)
世界観 : 5/10 (世界観にブレがないか。のめりこめるか)
斬新度 : 7/10 (新しい仕掛け、取り組み、謎が多いか)
ワチャ感: 5/10 (参加者が盛り上がれるような仕組みの有無)
論理度 : 7/10 (各小問や、大謎に不整合がないか。適切な誘導の有無)
謎自体は整合性もとれており、大謎の仕掛けも面白かったです。
ただ、小問の中には「とっかかりの少ない問題」がいくつか混ざっています。
初心者の方だと、なんだこれ??ってなりかねないので、中級者以上の参加がよさそうです。
4人1組であるため、参加する人を集めやすい一方、つまった時突破しにくいですよね。
初心者の方が参加される場合は、慣れている人が周りにいれば一緒に参加してみてください!
また、前述の要素により、私が参加した会に関しては「-3点」。
(こちらは参加会によって異なるので、全体の点数には含めておりません。)
色々「新しい取り組みを入れつつも、ストーリーや大謎は王道」という、二者のバランスが面白い公演でした。
なお、製作者の方々をTweetされていたので、作成してくれた感謝を込めて掲載します!
制作してくれる人、運営してくれる人がいてこそですからねー。
感謝感謝。
「でかいビルからの脱出」
スタッフクレジットディレクター・謎制作
とりけら(🐉)デザイン・メインビジュアル・動画制作
ちーさん(🍑)演出・スライド制作
阿部秀斗(🍎)運営
沙穂(🍌)
てぃけ(🍏)司会
沙穂BGM
魔王魂 「12345」
とりけらSpecial thanks
スタッフの皆様#でかい脱出 pic.twitter.com/3edM2VNb0I— FFBAS (@FFBASparty) November 21, 2020
私は映画やゲームなども、気に入った作品のシナリオライターさんなどはなるべく意識するようにしています。そうすると、そこ経由で思わぬ作品との出会いが生まれたりしますよ!
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