今日も、ブログを見ていただきありがとうございます。
本記事は脱出歴7年の筆者が、実際に参加した謎解き公演の【感想記事】となっております。
ネタバレは極力控えていますが、ほんの少しでも情報を入手したくない方はブラウザバックを推奨いたします。
<こんな方にオススメ>
・謎解き関連のエンターテイメントをお探しの方
・作成団体の雰囲気や傾向を知りたい方。
・脱出ゲームや謎解きの参加は「雰囲気」で決めたい方。
是非、最後までお付き合いいただけると幸いです。
本日はSCRAPさんのオリジナル公演のご紹介です。
2020年に開催されていた「雪山脱出」がついに関西にやってきました!
2020年となると結構前の公演だな。
今まで関西に来ていなかったのが不思議なくらいだね。
どこで開催されているんだ?
リアル脱出ゲーム京都店で開催しています。
ちょうど今の季節は京都観光も最適。
ただし、観光地の人ではかなり多いけどね…。
オリジナル公演らしい演出のこだわりが最高。
小道具や雰囲気、統一感が抜群でした。
テントの中で謎を解くことになる日が来るとは!
【閉ざされた雪山からの脱出】の概要・ストーリー(背景)
概要(値段・人数・型など)
参加日時 | 2022年11月19日(土) |
参加人数 | 4人 |
価格 | 3,200円 |
型 | ホール型※ |
本公演は実際のテントにチームごとに入って謎解きを体験します。
京都では1会場に4つのテントがあり、同時に4チームが参加するホール型公演なんですが、ルーム型的な要素もあり。各班がテントに籠るわけなので。
テントということで、若干密になるため人によっては参加しにくいかもしれません。
また、他人との距離が近くなるので、「参加者を募ってグループチケット」を買うことをお勧めしたいです。
普段の謎解きだったらテーブルを挟むので問題ないと思いますが、テントだと色々と気を使いがちですからね。
京都公演 開催期間:2022年11月18日(金)〜2023年2月26日(日)
私たちはだいぶ前にチケットを購入していたため、割引の適応は受けられなかったんですが、本公演も『イベント割』に対応しています。
普段よりお安く参加できるため、ワクチン接種やPCRなどの条件をクリアしている方は、イベント割でのチケット購入がかなりお得です。
イベント割の詳細は以下をご参照ください。
ストーリー(背景)
とある雪山に挑むあなた。
息を弾ませながらも、一歩ずつ山頂へと向かっていた。
しかし8合目を越えた頃、突如、天候が荒れはじめ猛烈な吹雪があなたの体温を奪っていく。
装備が十分ではなかったため、瞬く間に体は冷え込み、体力は限界間近。
もはやここまでかと思われたとき、目の前に古びたテントが現れた。
「ここに残された物資を使えば、助かるかもしれない…!」
吹き付ける風によって、目の前は白一色となりもと来た道もわからない。
あらゆる自然が牙をむく雪山ではあなたの身体はもって一晩。
さぁ、この極限の環境下で
生きて脱出できるだろうか?
https://realdgame.jp/yukiyama/
ストーリーを簡単にまとめると、遭難しかけた時に見つけたテントで生き残る!
このストーリー通りに、実際にテントの中から物語が始まるのがとても良演出。
残された物資が何なのか、どうやったら生き残れるのか…いろんな可能性を探っていきます。
冬の雪山で何が起こるのかは参加者だけが目撃することになるでしょう。
【閉ざされた雪山からの脱出】の結果
今回はみんなが大謎を思いついた感じで無事に脱出成功!
序盤から割とハイスピードで問題を解いていったので、時間的には余裕があったんですが、最後どうするかは結構迷いましたね。
もっといい方法がないのか?みたいな可能性を探り続けていたのも、必死に最善策を考えるという意味ではいい体験だった。
せっかく登山っぽい格好をがっつり着ていったのに、写真に写る時にテントに隠れてしまっている所は反省点ですね(笑
開始2日目ということもあり、成功率は半分弱といったところ。
開始してすぐなので謎解き好きが集まっている段階化と思います。日程が進んでいくと2割~3割の成功率になるんじゃないかな?
難易度は決して低くない公演ですが、体験としてはいろんな方にお勧めしやすい公演でしたね。
【閉ざされた雪山からの脱出】の感想・総合評価
良かった点、個人的に気に入った点
設定・小道具など一貫線が良かった。
テントの中で謎を解くということを実際にできるだけで、この公演の良さが出ていると思います。
出てくる道具は本当に登山に使える道具が沢山でてきまして、これってこんな名前なんだと初めて知ることもちらほら。
遭難したテントにあった物資という点も、すっと納得できたのは小道具が本格的だったからかな。
また、細かい所だと、「触感にもこだわっている要素」があってその点もとても良い。何がというのは是非体験して頂きたいところです。
後メッセージ性を感じる作品だったのも、謎解きでは珍しい。
いままでだと、国境なき医師団の謎解きだったり、異言語Labさんの公演は、謎解きを通して「伝えたいこと」を感じることがあったんですが、本作品もその要素を感じた。
体験に没頭させつつ、それを通して作り手のメッセージを感じさせるのは上手でしたね。(この点は好き嫌いありそうです)
悪かった点、個人的に気になった点
テントが思った以上に狭かったため、その点だけは注意。
お金を気にしないのであれば、3人くらいでグルチケを買う方が快適な気がします。
特に大柄の男性4人だと謎を解くのも少し大変かもしれません。女性4人だと割とスペース的にも余裕は出ると思います。
冬場だとアウターなど荷物も多くなりがちなので、この公演だけはクロークの無料化なども検討してもらえると有難い。
また普段の謎解きよりも若干密になるので、感染症など懸念がある時は参加を避けたほうが良いですね。
後、荷物を入れる袋があるんですが、そこにコートをいれると材質によっては「荷物からでるもけもけ」が付着していました…。白いコートとかだと目立っていたな。
ごみ袋でもいいので、直接入れるのではなく1枚挟んであげたほうがいいと思います。
本編要素で不満点はないです。
【閉ざされた雪山からの脱出】の総合評価(50点満点評価)
難易度 | 難易度が適切か | |
世界観 | 世界観にブレがないか、のめりこめるか | |
斬新度 | 新しい仕掛け、取り組み、謎が多いか | |
ワチャ感 | 参加者が盛り上がれるような仕組みの有無 | |
論理度 | 各小問や、大謎に不整合がないか。適切な誘導の有無 | |
合計点 | 38/50 |
今回は合計得点が38点となり、『推し公演』となります。久しぶりに推し公演といえる感覚でした。
今までにない感じで物事が進行していくのが自分的にはヒットした感覚。途中もとても印象的なポイントがありました。
何をしないといけないかで迷うことも少なかったし、狭さ以外でプレイのしにくさはなかったです。
謎解き始めたての方も、「こんな謎解きもあるんだ」と体験して欲しい作品だったと思います。
難易度としては決して簡単ではないので、必要に応じてヒントカードは利用することをお勧めしますよ。
そして、個人的にはエンディングでぐっと引き付けられました。
是非開催期間中に参加して欲しい作品です。
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