今日も、ブログを見ていただきありがとうございます。
本記事は脱出歴7年の筆者が、実際に参加した謎解き公演の【感想記事】となっております。
ネタバレは極力控えていますが、ほんの少しでも情報を入手したくない方はブラウザバックを推奨いたします。
<こんな方にオススメ>
・謎解き関連のエンターテイメントをお探しの方
・作成団体の雰囲気や傾向を知りたい方。
・脱出ゲームや謎解きの参加は「雰囲気」で決めたい方。
是非、最後までお付き合いいただけると幸いです。
今回はテクニコテクニカ「Sink?Think!!」の感想をお届けします。
最初に言っておきますが、難易度高めの公演です!
初心者にはお勧めしにくい。
制限時間が60分↦80分に延びたと聞いたな。
そんなに難しい公演だったのか?
「インク謎」というジャンル自体が、情報が不足した状態だからねー。
そして、そんなインク謎で満ちていました。
難しいだけでなく「分かった時の面白さ」が同時に内包されていましたね。
謎解き中級者以上の参加をお勧めします!
「運営からのオススメ順」通りにプレイすることを強く推奨。
80分でも時間に余裕はないので、スピード感も大切です。
【Sink!?Think!!】の概要・ストーリー(背景)
概要(値段・人数・型など)
参加日時 | 2023年7月23日(日) |
参加人数 | 4人 |
価格 | \3,500 |
型 | ホール型 |
「インク謎」と呼ばれるジャンルに特化した公演です。
インクがない状態でも成立している謎に、なぜかインクがこぼれて一部見えなくなっている謎です。
”そこに何が隠れているか”を推測しながら、謎を解いていくのがインク謎の醍醐味。
『推測』や『想像』は割と経験に基づくところがあるので、謎解き初心者にはオススメしにくいです。
はっきり言うと、初心者の状態でやるのは勿体ない。
ただ、普通の謎解きでは物足りなくなった中級者以上は、いつもとは違う力を試されるためオススメ。
東京公演の開催が決定されておりますので、謎解き力に自信のある人は是非公式をチェックください。
ストーリー(背景)
様々なインク謎を解き明かし免許皆伝できるのか?
インク謎道場でインクナゾマスターによるインク謎講座が行われるということで、気軽に参加したプレイヤーのあなた。
インク謎を楽しく学び、これから免許皆伝の試験を受けることになったのだが……
「80分以内に免許皆伝できなかったら、インクの海に沈み、インクまみれになってもらう!!」
インクまみれになんてなりたくない……!!
あなたに与えられたシンキングタイムは80分!様々なインク謎を解き明かし免許皆伝できるのか?
https://technico-technica.com/events/sinkthink/
謎を解かなかったからといって、命がなくなったり爆発したりするわけではありません。
免許皆伝の試験に合格するためにインク謎を解きまくる公演。
公開されているストーリーはシンプルですが、「シンプルでよかった」と思えるインク謎が参加者を待ち受けます(笑
ストーリーまで複雑だったらもう途中で投げ出していたかもしれないので…。
インク謎をたくさん解く!!を理解いただけたら十分ストーリーも楽しめると思いますよ。
【Sink!?Think!!】の結果
滑り込みでなんとか成功することができました!
いつも一緒にいくメンバーだからこそ、情報共有スムーズだったんですが、その辺りで時間かかっていたら失敗していただろうな…。
「ラスト1分です」の声を聞いた時どれだけ焦ったことか…。ギリギリ閃くのめちゃくちゃ気持ちよかった。
参加した回は、4/6のクリアだったんですが、謎解きでよく見る人たちが参加していたので、凄く高かったのかな?
体感的には成功率は20%くらいになってもおかしくない難易度。
80分一切ダレることなく走り切れて満足度が高かったです。
道場ということで、キャストさんたちも和風テイストな登場人物となっていて良きでした。
【Sink!?Think!!】の感想・総合評価
良かった点、個人的に気に入った点
全ての謎を見たくなる1問ずつの完成度。
インク謎の醍醐味は「想像力」だと思うんですが、絶妙なインク配置の謎が多かった。
手分けをしないと決して間に合わないため、他の人の謎までを見る余裕はないのですが、ED後にちらっと振り返るだけでも楽しい。
「え?それそんな仕組みになってるの?」みたいなものが沢山。
持ち帰りコンテンツとして全ての謎が内包されている物販を喜んで購入しましたね。
仕掛けとしても『よく成立させているな』と思える要素があり、シンプルに問題の質が良かった。
また、謎が過重気味になっているため、「プレイヤーが解きやすい示唆(導線)」が多めになっていたところも良かったです。
この示唆がなかったら、インク謎嫌いになっていたかもしれない。何から手を付けていいか分からないと面白みも味わえないので。
ヒントブックもかなり細かく書かれていましたし、巡回しているスタッフが積極的に声をかけて、大きくこけることを防止されていた印象です。
悪かった点、個人的に気になった点
文章量が多く把握するべき情報が多い点。
ストーリーシート、ヒントも含めて「文章量」が普通の公演の倍はあった感覚。
時間も80分なので必然的に多くなるとは思うんですが、文字認識が苦手な方は厳しいかも…。
そういう場合はチームメイトに「どういうこと?」って素直に聞いたほうがいいかもしれません。
ブロガーということもあって、文章量多いのは苦手ではない私も途中目が滑っておりました。
また、「1問ずつの難易度が高い」ため、ヒントの文章量も多くなっています。
ヒントを読んだらすぐに分かるのではなく、読み込んで初めて「あーそういうこと!!」ってなる問題も割と多い。
ヒントをみてもすぐに分からない可能性がある。というタイムラグを頭の片隅に入れておくといいかも。
【Sink!?Think!!】の総合評価(50点満点評価)
難易度 | 難易度が適切か | |
世界観 | 世界観にブレがないか、のめりこめるか | |
斬新度 | 新しい仕掛け、取り組み、謎が多いか | |
ワチャ感 | 参加者が盛り上がれるような仕組みの有無 | |
論理度 | 各小問や、大謎に不整合がないか。適切な誘導の有無 | |
合計点 | 35/50 |
合計得点が35点ですが、「謎の質」「実装力」という部分で2点加点し、合計37点とさせて下さい。『推し公演』となります。
とあるSTEPで「なるほど…そういうこと!!!すご!」ってなる瞬間があったので、謎解きに慣れている人は是非参加して欲しい。
難易度は難しいですが、解けた時の達成感を沢山味わえる公演。
最期まで進んだほうが多くの楽しさを味わえるので、余程の方針がない限りは、ヒントを利用しましょう!
特に「○○の問題は難しいです」と案内がでた小問を担当した場合は、積極的に使っても問題ないです。(それくらい難しい問題があります)
一方で、謎解きの経験が浅い方は「ひたすら難しい」と感じてしまうかもしれません…。やはりある程度経験がないと「想像する元」がない状態なので、インク謎が辛く感じるかも。
『楽しめるタイミング(経験値)』で参加する方が、作り手も解き手も幸せなので、20回以上色んな公演に参加してみてからチャレンジして欲しいです。
東京公演にて、どれくらいのスピードでクリアする人が現れるのか、個人的には楽しみです。
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