今日も、ブログを見ていただきありがとうございます。
本記事は脱出歴5年の筆者が、実際に参加した謎解き公演の【感想記事】となっております。
ネタバレはありませんが、ほんの少しでも情報を入手したくない方はブラウザバックを推奨いたします。
・謎解き関連のエンターテイメントをお探しの方
・作成団体の雰囲気や傾向を知りたい方。
・脱出ゲームや謎解きの参加は「雰囲気」で決めたい方。
今回はSCRAPの新作イベントのご紹介。
閉園後の遊園地で開催されるイベントが3年ぶりに開催!
初日公演に参加してきたので様子をお届けします。
久しぶりの遊園地内の公演だな。
少し前にイベントがあった気がしていたが、3年ぶりか。
今回も大阪はひらかたパークで開催されたのか?
例年通りのひらぱーこと「ひらかたパーク」で開催されたよ。
いつも通り園内を色々歩き回っての謎解きとなっていました。
参加者側がゾンビのためホラー要素はなし。ハロウィンにもピッタリのイベントになっていました。
今回の総合評価は『34点/50点』
遊園地公演ならではの雰囲気は、昔と変わらずワクワクがありました。
1人から参加できるため、比較的参加しやすい公演です。
【夜のゾンビ遊園地からの脱出】の概要・ストーリー(背景)
概要(値段・人数・型など)
- 参加日時:2021年10月9日(土) 18:30~20:45
- 参加人数:1人~(今回は4人で参加)
- 価格:3,700円 ※遊園地の入園券付き
- 型:遊園地型(周遊型)
今回の公演はスマホが必須となります。モバイルバッテリーなどもあると安心。万が一電波障害等で使えない場合は係員にお伝えしてみてください。(おそらく救済措置があると思われる)
今回の公演は、遊園地内を制限時間内で、周遊して謎を解く必要があるため「遊園地型」として分類させていただきました。
周遊型のイメージが一番近いですが、遊園地の各箇所が様々な施設に見立てられており、謎を解き進めて施設を回っていくスタイルになります。基本的には制限時間のある、移動距離の広い周遊謎と考えて頂ければOKです。
大阪公演では、遊園地の入園券付きだったため事前の入園も可能。ひらかたパークは、動物園の要素もあるため、少し前に入園してプチ動物園を楽しむことも可能。
月ごとにイベントも変わっているので、そちらも注目です。昼間は遊園地を楽しみ、夜は謎解きを楽しむこともできます。
なお、ひらかたパークは遊園地内の高低差がある立地になっています。サンダルなどだと移動に負担がかかるため、スニーカーなどの動きやすい靴での参加が理想。
謎解き自体も遊園地を一周はする覚悟で、服装などを選びましょう。ゾンビコスプレもOKのため、少し早いハロウィンイベントとして楽しむのもお勧めです。
私もこんな感じでアメリカの農夫スタイルで参加。ゾンビと言えばアメリカ!ということで、家にある古着などを利用してコスプレ。
ゾンビということで緑色のスプレーを利用して、血糊に。(赤だとお子さん怖がるかもしれないなと思って少し配慮)
10月だから流石にノースリーブは寒いかなと思いましたが、コスプレのために我慢…と思いきや寧ろちょうどよい気温。
遊園地内を歩き回ることがいかにエネルギーを使っているのか身にもって体感できましたね。
ストーリー(背景)
夜。廃遊園地に無数の人影がうごめき始める。
それは腐りかけた肉体を持つ生ける屍。ゾンビだった!
ゾンビたちはうなり声を上げて人間に襲いかかりその血肉を貪る!
……ようなことは一切せず、心優しく穏やかで人畜無害。園内で慎ましく暮らしていた。
しかし先入観やデマからゾンビを誤解した人間たちは、ついに「ゾンビ殲滅作戦」を決行するのだった……!
あなたは廃遊園地に住みついたゾンビとなり、作戦を止めるべく仲間たちと行動を開始する。
作戦決行まで残りわずか。死んでも死にきれなかった不屈の魂とゾンビの力で地上の楽園を守り抜け!!
ストーリーを簡単にまとめると、ゾンビである参加者が、人間側の撲滅作戦を阻止するお話。
自分たちがゾンビという一風変わった設定になります。今までだとゾンビを撲滅するような立場が多かったので逆転していますね。
ゾンビ達はかなり陽気。ダンスパーティーを企画している中で、撲滅作戦が開始されたため、制限時間内に止めるため動き出すことになりました。
公式映像もでておりますので、合わせてご覧ください。
【夜のゾンビ遊園地からの脱出】の結果
15分くらいを残して最終問題にたどり着き無事に、『成功』しております。
今回は遊園地脱出ですが、なんと成功ゾンビが最後に発表されるという今までにない演出がありました。
過去は成功者だけが、壇上に上がれたりもしたので、いつかそのスタイルも再開して欲しいですね。(初めて壇上に上がれた時はすごく嬉しかったので)
コロナ対策のため過去より参加者に制限をかけていたので正直過去よりプレイしやすかった。そんな上限が絞らている中でも、成功ゾンビの数の多さには驚きでした。さすが初日。
私たちは、気になる情報を移動中に共有していたため、各チェックポイントの問題も大きく詰まることはありませんでした。移動時間も結構長いため、時間の有効利用は是非行ってください。
全体の問題数自体も過去より少なくなっており、時間的には比較的余裕ができる公演になっていたと思います。
初日ということもあるのか、チェックポイントなどが若干人だまりが出来ており、少し密になっていたのは時期的にも解消したほうがいいかなとは思いました。(むしろ人の流れで次の行く場所が完璧にわかってしまう…)
最初にも触れましたが、本作はスマホでの操作が必要となる要素があることは改めて注意喚起を行います。公演中に電池切れなどを起こさないようにモバイルバッテリーなども携帯しましょう。
【夜のゾンビ遊園地からの脱出】の感想・総合評価
良かった点、個人的に気に入った点
「遊園地の貸切り」という、そもそものコンセプトがやはり楽しい。
アトラクションの大半が止まった静かな遊園地が醸し出す独特な雰囲気。その中で謎解きを行う「同士だけが集まっている」という特別感は、相変わらず存在していました。
入場の時に、遊園地からでてくるお子さんに「大人ばっかりやんなにするのー」って指をさされましたけれど、子どもからしたら不思議ですよね。
Twitterで#ゾンビ脱出 で検索すると、色々と映える写真がでてくるのも、遊園地がもつ魅力があってこそかなと。
また「大謎」への導線も分かりやすくて、綺麗にまとまっていたと思います。
昔の遊園地の夜公演って移動に時間を取られ、全体的に急く感じもあって、大謎を見失いがちだったかなと。自分の実力がなかっただけかもしれませんが…。
今作は「落ち着いて考えるタイミング」を上手に作られていたと思います。そのため、初心者の方でも結構満足度が高くなるし、デートとかでも楽しみやすい。
必要な情報も分かりやすく整理されているため、謎解き得意な方は1人でも十分にクリアできる難易度・導線になっていました。
ただ、遊園地脱出は移動距離も多いため、誰かとお喋りしながらの方が楽しめるかな?適正人数は2人~4人くらいだと思います。
後はこれは完全に個人的な思いですが、大阪で青木さんの司会を味わえたのは満足です!
#ゾンビ脱出 だっしゅほーい!!!わーい!!夜の遊園地シリーズ初やったけど、一体感があってライブみたいで難易度も程よく楽しかった!
📷青木さんと撮れて嬉しかった!
そしてはるたさん!急なお願い(昨日の夜中)にも関わらず2パターン描いてくれたのでこっちもあげ!ありがとうございました!!🙇♂️ pic.twitter.com/vDMYjpDWQa— q-hr (@qhr78630412) October 10, 2021
悪かった点、個人的に気になった点
気になったのは細かい作業が必要な点。割と細かい作業が必要な要素がありました。
周遊形式のため、立って対応すると上手くいかなかったので、作業が必要な時は邪魔にならない場所で座り込むことがお勧め。1つずつ焦らず丁寧にやる方が、結果的に効率進行となるでしょう。
遊園地の照明も割と暗めのため、普段は裸眼だけど運転の時は眼鏡という方などは、「眼鏡やコンタクト」などもしっかり準備してください。
私は裸眼でも1.5あるので夜目も割と効くのですが同行者は少し苦戦していました。
光源でいうとヘッドライトが両手があくため一番楽ですが、そこまでは不要な印象。見えにくい部分があれば、状況によっては携帯のライトを上手く使って解決しましょう。
もう一点は問題数。過去は小問からスタートして…という流れが多かったんですが、今回は小問らしいい小問もなく、全体的に謎の問題数は少な目でした。
そのため、スタート直後のチェックポイントに到達する時間差がなくなり、かなり人が集まることになっていました。チェックポイントを左右にわけるなど、人を散らす対策はあった方がいいかなとは思います。(それかもう少し人の流れができるようにルートをつくる)
コロナ対策も兼ねて、時間に幅がでるように問題数も調整されている印象でしたが、少しだけ物足りなさも残りました。もう少し解きたいなという感覚。
「中謎」的な要素もあまり感じられなかったので、全体的に「わかりやすさ」を大事にしている公演なのかもしれませんね。
【夜のゾンビ遊園地からの脱出】の総合評価(50点満点評価)
世界観 : 7/10 (世界観にブレがないか。のめりこめるか)
斬新度 : 6/10 (新しい仕掛け、取り組み、謎が多いか)
ワチャ感: 7/10 (参加者が盛り上がれるような仕組みの有無)
論理度 : 7/10 (各小問や、大謎に不整合がないか。適切な誘導の有無)
今回は合計得点が34点ですのでオススメ公演となります。
遊園地脱出という独特な雰囲気を味わいつつ、参加者同士でワイワイ楽しみやすい公演。
参加人数は自分で決められるので、クリアを優先したい場合10人以上でチームを組んで参加することも可能です。
多くの謎をいっぱい解きたい方や、頭を悩ませる謎を解きたい方だと簡単すぎるかもしれません。
企画側が提供する以上の楽しみを自分たちで作り出せる余白のある公演(コスプレやゾンビとして楽しむ等)だと思うので、ノリやテンションが合う人と参加することが一番のコツかもしれません。
なお、遊園地の入り口にフォトスポットがありますが、できれば公演前の撮影がお勧めです。公演前は列もなく撮影ができました。
公式フライヤーにあわせて写真撮影をしたら、ワンピースのアラバスタ編の最後みたいな構図になってしまいました。(この後にせっせと血糊で服を汚しております。)
Twitterでハッシュタグをつけて投稿すると、登場人物の一人であるDJシカバネの特別なステッカーがもらえます。
パークからの出口で配布しているため、それまでに投稿をしてステッカーももらいましょう。上限もあるとのことですので、ある程度の早めの参加が必要かもしれません。
ひらかたパークへは京阪電車の「枚方公園」が最寄り駅となりますが、京阪電車では別の周遊謎解きも開催されております。
時間的にタイトになりますが、合わせて参加することも不可能ではないため、公式サイトをご紹介しておきます。
聞いた話だと、周遊側の謎解きの時間がそれなりにかかるため、夜公演に間に合うためにはある程度のスピードは必要とのこと。
遊園地公演の復活は非常に嬉しい!
独特の楽しさがあるので、毎年是非開催して欲しいです。
エキスパート日などがあっても面白いかもしれませんね。
コメント