『超能力研究所からの脱出』は新しい試みのマダミスでした(※ネタバレなし)

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NAZO×NAZO劇団『超能力研究所からの脱出』は新しい試みのマダミスでした(※ネタバレなし)

にょっき
にょっき

禁じられたピラミッドから華麗に脱出を決めたのは前の記事でお伝えしました。そして、そのまま、そそくさとニョッキは家に帰りましたよ。

フォコン
フォコン

お前が、連続で脱出に行かないとは珍しい日もあるんだな。

なんか別の用事でもあったのか?仕事か??
そら、遊びまわっているばかりというわけにもいかないもんな。

にょっき
にょっき

ん??いやいや、まさかそんな感じで一日終えるわけないじゃない!
もし時間があったら、ボドゲカフェでもいっているよ!(笑

家に帰ったのは「オンラインイベント」に参加するためだよ。

フォコン
フォコン

やっぱりというか…。おいらの勘違いだったな。
で、今回のオンラインイベントはどういうものに参加したんだ?

にょっき
にょっき

これが変わったイベントで、「マーダーミステリー」×「謎解き」といった感じのものだったんだよ。
では、そんなイベントの感想をお届けします!

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概要

日時:9月13日  19:30~

参加人数:8名 (知り合い8名で貸し切り)

価格:3,000円

型:オンライン型

ツール:ZOOMLINE
※それぞれを別端末での使用推奨。そうでないと、途中で情報取得が厳しい場面あります。

詳しくは後述しますが、オンライン上で「マーダーミステリー」と「謎解き」が融合している新しい形の公演でした。

まず、マーダーミステリー(以下マダミス)ってなんだ?
という方は、こちらをご参照いただけると、雰囲気が多少はわかると思います!

 

時間に関してですが、マダミスの中心となる議論時間は「80分」です。

これが「めちゃくちゃ短く感じる」くらいに、やること盛沢山でしたよ…。
いい意味でも悪い意味でも(笑

ゲームマスター(GMさん)のご厚意でだーーーーーいぶおまけして頂き、
私たちは実際は90分くらいは議論の時間いただいていたと思います。

それでも全然足りなかった…。

 

ただ、あくまで議論の時間が80分なだけで、全体を通すと『3時間30分』くらいのイベントです!

マダミスの特色でもあるんですが、自分の役割を理解するために読み込みの時間が必要であったり、EDが分岐するためそのストーリーがあったり。

そして何より、真相を紐解く時間と、『感想戦』の時間も必要となります。

あくまでマダミスは自分視点の行動しかわからないため、あの時他の人はこんなことしていたとか、どんなことを企んでいたのか…そういうネタばらし会話が醍醐味となります。

ということで、どうしても全体時間は長くなります。

時間に余裕をもっての参加がオススメです。

 

また、ツールに関しても注意が必要です。

ZOOMは必須。別で情報がLINEで送られてくるため、二端末は必要になります。
(推奨はPCでZOOM、スマホでLINEという組み合わせです。)

ZOOMで気になる部分として、「顔出しなし」でも参加できます。
ただマダミスの良さを味わうためには、顔出しで参加のほうがいいかなと思います。

お互いの表情から「ウソ」を見抜くこともできるので。

STORYなど

 

ここは超能力者たちの能力を検証するために作られた研究所。

しかし、その実態は超能力者を世界から隔離するための収容所だった。

ここに集められた超能力者たちは、いつかこの研究所を抜け出すことを夢見ていた。

そんなある日、新人研究員の1人が、あなたたちの状況に同情し、脱出に手を貸してくれる事になる。

 

そして脱出決行当日。

あなたたちが実験ルームに入ると、強化ガラスの向こうには悪評高い研究所所長の死体が転がっていた。

このままでは所長殺しの犯人として、あなたたちは処分されてしまうかもしれない。

誰が所長を殺したのか?そして、この研究所に隠された秘密とは?

それぞれの能力を駆使し、全ての可能性を検証し、事件の真相を特定せよ!

『THEマダミス』いったような王道ストーリーですよね。

マダミスの良さとして、そのキャラクターになりきることができるので、超能力を使える立場になるのはワクワクしました!

一方で、誰かが所長を殺したはず…という制約はあるので、80分の議論の中ずっとお互いをどこかで疑いながらの議論で、少し疲れました(笑

しかも、そこに謎解きが絡んでくるんですよ。

「謎をときつつ、情報を整理しつつ、犯人を見つける」という、私にとってはなかなか複雑な要素が絡むイベントであったことは間違いないです(笑

 

また、「研究所に隠された秘密」は謎解きが進むと徐々に明らかになっていくのですが、
これがまたマダミス部分にも作用しするという、練られた構成でした。

そこが、すごく挑戦的に感じましたよ。

 

世界観はストーリーからもイメージいただけるように、しっかり確立されています。

そのおかげで、マダミス部分も演じることに苦労しなかった点もよかったです。

途中からキャラを演じる余裕一切なくなりましたけどね!(笑

脱出結果・感想

(※本感想に、ネタバレは含まれませんが、雰囲気も味わいたくない場合はブラウザバックください)

 

 

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結果

まず、結果からですが、『まぁまぁハッピーエンド』でした。

マダミスってチームとしての成功・失敗はないんで、上記の表現です(笑

それぞれの目的がどれだけ達成できたか。また、どういうEDをむかえたか。
という点がゲームの結果という感じになります。

そういう意味では、私個人の目的は7割くらいは達成できていたので及第点を自分であげたいなと!

 

まぁ、偶然にもいい感じのハッピーエンドだったので、満足しているのですが、一つボタン掛け違えば危なかった気がします💦

ご厚意の時間延長(THE WORLD)がなければ、絶対もっと後味悪かったかなーと思います。

謎解き部分もちゃんと解けていない要素がまだがっつり残っていましたしねー。

ぶっちゃけ「大謎部分解けていない。」といっても過言ではない!

ただ構成のメインはマダミスなので、私のような状態でも「一つのシナリオが完結する」というのはすごく斬新だったし、良い部分でした。

謎解きって成功か失敗かの二択なんですが、それがマダミスと合わさる形で、新しい着地点が生まれたなと。

 

まぁ、褒めておいてなんですが、ゲーム自体はまったく時間足りなかったんですけどね!!(笑

 

割とポイントポイントでアドバイス頂けたのも非常に助かりました。

マダミスの性質上、疑いが発生するので情報開示って行いにくい部分があります。

そうなると、議論に進展がなくなったりするんですよね。

そんな時に、GMさんが「これは進めたほうがいいと思いますよ。」とアドバイスくれたので、お互いに情報開示が進み、謎解きも議論も進捗するという展開がありました。

この辺は正直なところ、GMの腕にかかってくるので、対応ありがたかったです。

 

 

そして、かなり遅い時間だったのにも関わらず、自分の睡眠時間を犠牲に、時間止めを発揮してくれたGMさんこそが、『誰よりも超能力者だった』と思います!

 

感想

一言でいうと、「挑戦的なマダミス」という公演でした。

先にも記述した通り「マダミス」×「謎解き」という複合要素によって成り立っています。

ただ、細かく分解すると、メインが「マダミス」であり、そこに「謎解き」の要素をうまく混ぜましたという感じです。

普段から謎解きを作っている団体さんのため、謎解き要素も決して甘いものではありませんでした。

要素的には「マダミス65%」「謎解き35%」というところでしょうか。

しかも、どちらの要素も骨太です。

ライトな謎解き要素が付随しているマダミスは出会ったことあるんですが、ここまでがっつり目なのも珍しかったです。

しかも、その要素がマダミスにまた絡まっていくというのは挑戦的でしたね。

 

最初の説明で「新しいマダミスと思って挑んでください」といわれるのですが、それくらいの感覚のほうが進みやすいと思います。

「謎解きとマダミスの両輪で前に進めないといけない」という意識を持たれると、グッドエンドに近づくかもしれませんね。

 

マダミスの基本戦術は「時系列の整理」になります。なかなか難しい要素ですが、頭の片隅に置いておくと攻略に役立つと思います。

 

不満点を挙げるとしたら、情報開示の難しさです。

お互いの隠された目的がわからない上に、犯人がいる可能性もあるため、「安易に情報は出しにくい」という心理になりがちでして。

一方、「謎解き」部分では、必要な情報は開示していかないと先に進めないというジレンマ。

謎は解きたいんだけど、どこまで開示していいのか?
という自問自答が自分の中でありましたね。

それによって、1つ開示が遅れまして…。すごく皆に疑われましたよ(笑

後から振り返ると、「基本的に開示できるような仕組み」になっていたと思うんですが、プレイ中はそこまで頭が回りませんでした。

おそらく同じような感覚のプレイヤーは多いのではないかなと思います。

 

もう一つの点は「時間設定

こちらは完全に自分たちの実力不足もありますが、圧倒的に時間が足りなかったです。

ロールプレイをちゃんとしていたらもっと足りなくなるのではないかと思います。

やはり、謎解きとマダミス2つの要素が並行して走るので、両方に時間がとられます。

個人的にはそもそもの制限時間が90分くらいあってもよかったかなと。

 

とはいうものの、完全エンディングに到達している方もいらっしゃることを考えると、単なる我々の実力不足かもしれませんね💦

あと一部エラッタが必要なところもあったので、そこは修正いただけると助かりますね。

 

総合評価

 

ということで、いつもの総合評価です!

 

難易度 : 6/10  (難易度が適切か)
世界観 : 7/10  (世界観にブレがないか。のめりこめるか)
斬新度 : 8/10  (新しい仕掛け、取り組み、謎が多いか)
ワチャ感: 6/10  (参加者が盛り上がれるような仕組みがあるか)
論理度 : 7/10  (各小問や、大謎に不整合がないか。適切な誘導があるか)
合計 : 34/50

 

ということで、30点を超えていますので、「オススメ公演」となります!

ただ、私は楽しかったですが、評価は人によって大きく分かれると思っています。

率直なところ、私も手放しにおすすめするのは少し難しい気持ちもあります。
オススメ対象を「謎解き」中上級者か「マダミス」中上級者のみに限定したいなと思います。

・両軸の要素をしっかり理解し、整理したうえで進行しないといけない点
・その両軸そのものがしっかり練られており骨太である点。

これらをふまえると、初心者の人同士が集まってもうまく進めないのではないかと思います。

 

また、「貸し切り」での参加を強くお勧めします。

初めての人だとコミュニケーションを円滑に行うのにも多少障壁が出てくると思います。

リアルだったら、その障壁はましになるんですが、オンライン公演だと難しい部分もあるかなと。

ただでさえ、やることが多い骨太公演なのに、障壁が増えるのはあまり芳しくないですね。

 

平日夜だとグループ貸し切り公演チケットも別で販売されているようです!

今後参加を検討される方は「平日貸し切り」か10月以降の追加公演で仲間を集めて参加されることをオススメいたします。

特にマダミス初心者の方は、まず無料のマダミスに参加してから、本公演にチャレンジされるほうが、より楽しめると思います!

 

なお、次回作も制作予定とのことですので、そちらにターゲットをあわせて事前に少し経験値積んでおくのもいいかもしれませんね。

 

にょっき
にょっき

にょっきはいくつかオンラインでGM可能なマダミスがあります。
お友達とやってみたい!とかあれば、Twitterよりご連絡ください!

 


なお、にょっきはNAZO×NAZO劇団さんの別のオンライン公演にも参加したことあります。

そちらはキャストさんと絡みつつ、わちゃわちゃ楽しむ感じで、本公演とはベクトルが全く異なりましたよ!

そのほかにも色々リアルのイベントも行われていますので、気になる方は下記の公式HPをのぞいてみてくださいね。

 

にょっき
にょっき

すごい気になる公演がいっぱいある。特に楽しそうなコラボがたくさん。時間とお金が無限にあれば…全部行くのに!!

 

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