【体験談】SCRAP『​浮遊城第72層からの脱出』で分析スキルに割り振ってみた(ネタバレなし)

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脱出 感想

今日も、ブログを見ていただきありがとうございます。

本記事は脱出歴5年の筆者が、実際に参加した謎解き公演の【感想記事】となっております。

ネタバレはありませんが、ほんの少しでも情報を入手したくない方はブラウザバックを推奨いたします。

<こんな方にオススメ>
・謎解き関連のエンターテイメントをお探しの方
・作成団体の雰囲気や傾向を知りたい方。
・脱出ゲームや謎解きの参加は「雰囲気」で決めたい方。
是非、最後までお付き合いいただけると幸いです。

にょっき
くっすん

今回はSCRAPのホール型イベントのご紹介。

ラノベ・アニメで人気なソードアートオンライン(SAO)とのコラボ公演

制作は「よだかのレコード」さんが担当しており、謎解き団体のコラボにもなっています。

 

フォコン
フォコン

SAOもついにリアル脱出ゲームとコラボか!

様々なコラボを積極的に行っていて裾野が広がりそうだな。
ところで、くっすんはSAOの原作は理解しているのか?

にょっき
にょっき

アニメは少し見たことあるんだけど、全体は把握できておらず…。

ただ、公式から世界観の分かる動画もでており、Wikiとあわせて予習。

ホール型ながら座席がないため、荷物少な目の参加がベター。

にょっき
にょっき

今回の総合評価は『31点/50点』

進行の都合上、後半が少し慌ただしくなりました。

コラボとしては時間的に少し難易度高めかもしれません。

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【​​浮遊城第72層からの脱出】の概要・ストーリー(背景)

概要(値段・人数・型など)

  • 参加日時:2021年12月31日(土) 11:00~13:00
  • 参加人数:4人
  • 価格:3,500円
  • 型:ホール型

前述ではありますが、ホール型ではあるものの、立ったまま解くことになる公演です。荷物なども足元に格納せねばならず、冬場のコートも考えるとなかなか置くスペースが少ない。

公式からもアナウンスはありますが、荷物少な目での参加がベターです。(※有料でクロークはあり

私みたいに「謎解きは大好きだけど、SAOって名前くらいしか知らないな…」みたいな人でも、説明用紙とオープニング映像を見れば世界観は十分に理解可能でした。

主人公の仲間キャラクターも出てくるので、勿論知っている方が楽しめると思います。TVアニメだと9話くらいまで確認すればいいようなので、時間のある方は年末年始でアニメでの予習もよさそうです。

そして、時間がない方はSAOを2分で理解できる動画が公開されています。SAO初心者の方は以下の動画を確認しましょう。移動中の電車の中で見れますし、理解度がグンとあがりますよ。

ストーリー(背景)

『浮遊城アインクラッド』それは全100階層に及ぶこのゲームの舞台。
わたし達攻略組は数々の犠牲を払いながらも、『第72層』まで足を踏み入れていた。

ただしこの『第72層』は、これまでの常識がまったく通用しない特殊な階層だった。
この階層に必要とされたのは《解析》スキル。でもこんなにも高い階層で、戦闘スキルではないスキルを上げている者などいない。

そう、あなた達以外には。

ゲーム内での死が現実世界での死に直結するというデスゲーム《ソードアート・オンライン》

これはふとしたキッカケから、わたしと仲間達が、かつてない危機に巻き込まれたときの話。
わたしと、キリトくんと、それから―― あなた達とで紡ぐ、『ナゾ』と『脱出』を巡る物語――

ストーリーとしては「第72層を攻略するために解析スキルを使って補佐せよ」という骨子。コラボ公演では王道の、主人公たちが困っているから「謎解きが得意な参加者が謎を解いて補佐してあげよう」というお話ですね。

解析というスキル自体はSAOの世界では不要スキルと認識されているようで、主人公たちにはスキルを持ち合わせていません。そのため、解析スキルをもつ私たちの力が必要というわけですね。

逆に私たちは戦闘スキルを持ち合わせていないため直接戦闘は行えない。「謎を解き、どう補佐するか」を楽しむイベントとなっており、SAO好きな人にも受け入れられやすいかな?

公式から動画もでておりますので、端的に理解されたい方は動画をご覧ください。

【浮遊城第72層からの脱出】の結果

およそ5分弱を残して無事に『成功』

今回はいつものメンバーではなく、謎解きイベント製作者でもあるおわらいさんのお誘いに乗っかっての参加。集まったメンバーも謎解き大好きな皆さんだったので、大きく詰まることはありませんでした。

ただ、それでも5分弱しか残らなかったですし、最終局面は結構忙しかった。事前に色々と気になる部分を情報共有できていたのと、机の上を「必要そうなもの」だけを残しておけた点が成功の分水嶺だったかな。

進行の都合上どうしても最後の方が時間詰まりがちなので、暇ができれば整理を心がけておくことをおすすめしたいです。

流石に大晦日の朝一公演ということで、7チームの参加で少し総数は少な目でしたが、その中で2チームのクリアに入り込めたのは嬉しいですね。しかもばっちりエクストラクリアまで達成しております。

私はエクストラ謎やっているときに、大謎に備えてストーリーを読み返したり、解いてない小問の把握に勤しんでいたのでエクストラはほぼ他のメンバーが終わらせてくれました(笑)
謎クラの人たちと参加すると、自然と役割分担ができるのが素晴らしいですね。

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【浮遊城第72層からの脱出】の感想・総合評価

良かった点、個人的に気に入った点

エクストラクエストの存在」もきっちり設計されていた点は、初心者から熟練者までに「暇な時間をつくらせない」という配慮が見られました。

今回はエクストラクエスト自体の存在も開示されておりますし、ゲームスタート時に存在が説明されます。
進行の都合上どうしても謎クラだと時間を持て余すシーンがでてくるのですが、そこで手持無沙汰にならないようにしているのは好感が持てました。

またエクストラであり「解く必要がない」ということも明確であるため、初心者の方やチームの人数が少ない場合は放置する選択肢もとりやすい。

エクストラをクリアすると専用Tweetも可能なため、謎解きが得意な人は是非クリアを目指してください。

照明や演出も通常より凝っており」で謎解き初めての人でも盛り上がりやすくなっていました。

72層の攻略の最後には勿論ボス戦があるんですが、その辺りの音楽・照明演出は少し豪華になっていたと思います。

謎解きって「謎自体のクオリティ」が満足度を大きく左右する要素だとは思うんですが、それ以外の付随要素で体験価値を少しでも上げることも大事だなと。(特にコラボ公演は新規の参加者も多いですしね。)エンターテイメントってやはり総合演出だなと最近改めて感じています。

また、ファンにも楽しみやすいようにフルボイス収録も良かったと思います。私も全然キャラを知らなかったんですが、好きな声優さんがでておりテンションあがりました。

悪かった点、個人的に気になった点

プレイの方針」については少し気になりました。

最初から触れているようにスタートから終わりまで全て立ったままでプレイすることになるんですが、立ってイベントを進める理由が最後までわからなかった。

別公演でいうところのモンスターハンターや孤島のように、「冒険に出かける」ということがメインであったり、ウロウロすることが多く求められる公演であれば理由がわかります。
今作はチェックポイントには行くものの、常に立っている必要性はなかったかなと。

個人的には謎解きは座って解く方がやりやすいので、立つ必要がない場合は椅子に座ってやる形式をとって欲しい。動員キャパの兼ね合いかもしれませんが、椅子を用意してもそこまで変わらないだろうし…。(アンケートには書きました)

緋色の時も思いましたが、プレイアビリティを高めるということも大事な要素だと改めて感じた次第です。

もう一点は「手を止める時間」が瞬間瞬間で多かった印象。詳しくはネタバレになるため言えないのですが、少し別の表現を行います。
(例)Aの作業していたらBをやれといわれて一旦そちらの情報を整理してから、Aの続きに戻り…

上記はあくまで例ですが、慌ただしさが正直あったように感じています。これも含めて臨場感ととらえることもできるのですが、大事な局面でAの作業をとめられると若干フラストレーションが…。しかも割と細切れで起こるため、ちょっと気になりました。

【​浮遊城第72層からの脱出】の総合評価(50点満点評価)

難易度 : 6/10  (難易度が適切か)
世界観 : 6/10  (世界観にブレがないか。のめりこめるか)
斬新度 : 6/10  (新しい仕掛け、取り組み、謎が多いか)
ワチャ感: 6/10  (参加者が盛り上がれるような仕組みの有無)
論理度 : 7/10  (各小問や、大謎に不整合がないか。適切な誘導の有無)
評価点 : 31/50

今回は合計得点が31点となり、オススメ公演となります。

謎解きに慣れている人には解き筋が分かりやすいものの、決して簡単な公演ではない。
ユーザビリティなどは少し気になる点があるものの、初心者の人でも楽しめる配慮のある公演。

謎解き好きも、初心者も両方が一定以上楽しめるような設計は流石のSCRAP。

なにか圧倒的に新しい要素があるかと言われるとそういう尖っている公演ではない。爆発力はないものの凄くまとまった公演。「謎解きをやってみたい」という方でも少人数で参加しやすいかと思います。

原作の設定的にオンライン公演でも良さそうなところ、リアル公演にしてくれたことは素直に嬉しい。やはり色々な演出をリアルで体験できるほうが面白いですし、テンションも上がりやすい。

SAO自体もオンラインに閉じ込められるというところが面白さの根幹だと思うので、それくらいのリスクが発生するオンライン公演だったら面白そうです。
例えば「ゲームが始まると、その画面しか開かなくて、攻略するまでPCの他の機能が使えなくなる」とか。どうでしょう!バンダイナムコさん!w

なお、なんばパークスにあるSAOカフェとの連動要素もあるため、ファンの方は公演後のカフェにSAOカフェを訪れてみるのはいかがでしょうか?

にょっき
くっすん

2021年も大晦日まで謎解きを楽しむ一年となりました。
個人ブログを読んで頂いている方に最大の感謝を。

そして謎解きを制作・運営されている方にも改めて感謝したいです。

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