今日も、ブログを見ていただきありがとうございます。
本記事は脱出歴5年の筆者(にょっき)が、実際に参加した謎解き公演の【感想記事】となっております。
ネタバレはありませんが、ほんの少しでも情報を入手したくない方はブラウザバックを推奨いたします。
・コロナ対策がされた、エンターテイメントをお探しの方
・気になっている公演だけど、参加するか迷っている方。
・脱出ゲームや謎解きの参加は「雰囲気」で決めたい方。
・マジックがお好きな方。

今回はSCRAPのリアルイベントのご紹介。
○○の脱出というタイトルがついていないことも少し珍しい。
リアル店舗での謎解きも少し久しぶりな感覚。

今回はリアルイベントか、緊急事態宣下でもイベントは継続しているんだな。今回のテーマはなんだったんだ?

チケット自体は緊急事態宣言前の購入だったんですよね。
SCRAPさんもコロナ対策10か条を設けて、かなり厳格に運営されていますね。
今回のテーマは「魔術」(現実的にはマジック)だったよ。

今回の総合評価は「38/50点」。
ただし、特別の加点を含めての点数とさせていただきました。
様々な「魔術(マジック)」と謎解きが上手く絡んでいます。
少しいつもと違う謎解きを味わいたい人にオススメ。
【古の魔術師と予言の箱】の概要・ストーリー(背景)
概要(値段・人数・型など)
- 参加日時:2021年2月14日(土) 21:00~22:58
- 参加人数:6人(6人1チーム)
- 価格:3,400円(曜日により変動)
- 型:ホール型
今回もグループチケットにての参戦となりました。
緊急事態宣言中はGOTOイベントの対応はありませんが、状況によって再開されるのでチケット購入時はHPなどを確認ください。
グループのメンバーが揃うと各テーブルでWELCOME魔術が開催されます。
もちろん本作品の情報がまとまった紙も配布されるため、割と開始前から忙しい。
最初の魔術自体も、タネはこれかなーと思うものはありつつも、それを突き止めるのは野暮。
純粋に、タネなど探さず「すげー!!」っていうのが楽しむコツだと思います。
情報量的にも少し多めなので、開始15分前には席に着くようにしておくのがベターですね!
【古の魔術師と #予言の箱】
明日は2/22(月) #猫の日 !
16:30と20:00の2公演💫
どちらの公演もまだチケットございます🎟明後日2/23(火祝)は3公演!
🕊ウェルカムマジック🎩
が、あるので15分前到着厳守ですっ🙏お得な前売りチケットはURLから🤞https://t.co/1ZaHz4rqgI#大阪ヒミツキチ pic.twitter.com/jgWWO8zeD3
— 大阪ヒミツキチオブスクラップ (@osaka_himitsu) February 21, 2021
ストーリー(背景)
100年前、ある偉大な魔術師が言った。
「この箱に私の生涯最大の予言を封印した」
世界中の人々がその箱の中身を知りたがったが、
開け方は知らされぬまま魔術師は息を引き取った。その後、多くの人がその箱を開けようと挑戦したが、
開封に成功したものはなく、次第に忘れ去られてしまった。
しかし100年ぶりに伝説の魔術師の名が再び世界に轟いた。
魔術師が記したノートが発見されたのだ。
ついに予言の真相が明らかになる!? 人々は期待に沸き立った。さぁ、あなたはノートに書かれた難解な暗号を解き明かし、その箱を無事開けることができるのだろうか?
そして世紀を超えて閉ざされてきた箱の中身とは!?
今回の目的はすごくシンプル。魔術師スペルディーニが残した100年の間誰も開けることのできなかった箱の開封する方法をみつけること。
実際に席に着くと、左のような箱が置かれています!
この箱が重厚感あって、すごくワクワクしました。
(世界に散らばった古の箱を一堂に集めたとのこと。)
今回は爆発するわけでもないのに、なぜ制限時間が?と思われるかもしれません。
なんと今回の60分を逃すと、スペルディーニのメモが消えてしまうとのこと。
クリアの結果にかかわらず、最後には箱をあけて中身を見ることができます。
その中身から何が出てくるのか、それは是非ご自身で確認してください。
驚きの結果が待ち構えていることはお約束できます。
公式の動画もあわせて参考ください。
【古の魔術師と予言の箱】の結果
結論ですが、今回は『成功』しています
時間としては、10分ほど残して勝利を確信しておりました。
ただ、割と道中の問題で「ん?これどういうこと?」みたいな形で詰まることが複数回。
逆残的な思考で、確証はないけど、たぶん答えこれだろう…みたいな形で先に進めることもありました。
正直にいうと1問だけどうしても自信がなくて、メンバー合意の上ヒントをつかいましたね。
ヒントに書かれているのをみて、「知ってるけど!」ってなったのは秘密です(笑
普段のSCRAPと比べて、小問の量は少なめですが、難易度が高めになっている印象。
一方でラストの大謎は、自分の引っ掛かりを大事にして共有できていたのが功を奏しましたね。
「これって、こういう考え方もできるよね」という気付きを、口に出していたのでメンバーが上手に消化かつ昇華させてくれた感じです。
謎解き難易度より「体験」に比重をおいた公演だと思います。
ちなみに、映像内のスペルディーニ役の絶対見たことある。あの人に違いない。
と思っていたんですが、エンディングでお名前でていて間違っておりませんでした!
関西勢はご存じの方もいると思いますので、そこもチェックしてくださいね(笑
【古の魔術師と予言の箱】の感想・総合評価
良かった点、個人的に気に入った点
良かった点は2点。最大の点は「魔術の面白さ」です。
基本的に謎解きは「謎を解いたら終了」という形が多く、楽しさのピークは回答の提出時か、成功者の発表時という形になりがちです。
ただ、今回の作品は面白さのピークが全く異なった。
ここを詳しく説明するとネタバレに成りかねないので表現が非常に難しい。
ただ、「最後の最後まで魔術で観客を魅了する」というエンターテイメント性の高さがありました。
予言の箱の中に何があるのか。
謎解きが終わっても最後の最後まで、スペルディーニに魅了されてください。
古の魔術師と予言の箱、しっぱーい😭成功率2/11
最初の謎に時間取られて、暗転してから友達がこれじゃないというたやつが正解で大変悔しい。
ラストの魔術には鳥肌もので本当にいつどうやって??!という驚きでいっぱいです。魔法すごい
謎解き初めてさんがご一緒で脱出して頂きたかった…#予言の箱 pic.twitter.com/TxTZryRIwy— Nahom(ミヤ) (@resa_97) February 21, 2021
2つ目は、「セットの細やかさ」です。
先の写真からもイメージ感じて頂けると思いますが、予言の箱の質も高かったですし、会場全体の雰囲気もよかった。
私たちが記念撮影している場所がチェックポイントになっているんですが、このセットもいつもの謎解きよりも豪華。
照明・音楽共に雰囲気づくりに一役買っていたと思います。
同時に小問もマジックに絡んだような小問も多く、その辺の雰囲気作りもさすがでした。
悪かった点、個人的に気になった点
少し気になったのは「制限時間の設定」
公演上仕方ないんですが、制限時間60分という理由がなんかちょっと無理やり感があって、そこだけ世界観が少し薄れていた気がしました。
人を驚かせることが大好きなスペルディーニだったら、いつでも箱があけれるように制限なんてかけないんじゃないかなーという感覚がぬぐえなかった。
もちろん「興行」として制限時間がないと面白みが少なくなるので設定せざるを得ないことは重々理解できます。
普段だったら、敵が攻めてくるとか、爆弾が爆発するとか、制限時間がある理由がわかりやすいんですが、今回はどういう理由をつけたらスッと落とし込めるんだろう?と今でも考えています。
まぁ、そんなこと気にしなくても十分楽しめる公演であることは間違いないです。
【古の魔術師と予言の箱】の総合評価(50点満点評価)
世界観 : 7/10 (世界観にブレがないか。のめりこめるか)
斬新度 : 8/10 (新しい仕掛け、取り組み、謎が多いか)
ワチャ感: 7/10 (参加者が盛り上がれるような仕組みの有無)
論理度 : 7/10 (各小問や、大謎に不整合がないか。適切な誘導の有無)
※魔術で楽しませてもらった特別加点+2点
謎解きとしての難易度は少しだけ高めですが、謎解き以外でも楽しめる要素が盛沢山。
先の良かった点とも重複しますが、本当に魔術(マジック)が最後まで凄い。
例え脱出は失敗しても、スペルディーニが最後に残した予言を確認した時には鳥肌が立ちますし、それ自体が十分楽しめる体験になると思います。
謎解きがストーリーの『起承』までで、魔術が『転結』というイメージです。
失敗したらもちろん悔しいとは思いますが、それでも別軸で楽しめる要素があるのは素晴らしい。
そういう意味では謎解き初心者のかたでも、成功にとらわれず参加してほしいです。
すでに公演が終わっている地区も多いですが、執筆時点で今後参加可能な公演は以下になりますので、興味をもった方は是非体験してみてください。
【今後参加可能な公演(2021/02/21時点)】
- 大阪公演 2021年2月5日~2021年3月14日まで
- 岡山公演 2021年3月19日~2021年4月25日
なお、公式からも感想の声が動画としてあがっているので、そちらもどうぞ!

最後まで魔術の謎は解けませんでした。解けないからこそ魔術ですし、後味もすっきりしています。
本物もマジシャンの方が作られたからこその出来に最後まで驚きっぱなしでしたね!
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