今日も、ブログを見ていただきありがとうございます。
本記事は脱出歴5年の筆者(にょっき)が、実際に参加した謎解き公演の【感想記事】となっております。
ネタバレはありませんが、ほんの少しでも情報を入手したくない方はブラウザバックを推奨いたします。
・謎解きに興味がある方。
・気になっている公演だけど、参加するか迷っている方。
・脱出ゲームの参加は「雰囲気」で決めたい方。
・筆者のクリアの成否で難易度を確認したい方。
コロナまた増えているけど、年末東京遠征行けるだろうか…。
今日は先週の土曜日に参加した、劇的ナゾ眼鏡さんの「ある画家のスランプからの脱出」の体験感想をお届けします。
今日の感染者1,500人を超えたとかのニュースを見たな…。
暗めの話は置いておいて、謎解きの内容はどうだったんだ?
今回は「絵が描けなくなった画家」のお話。
私たちは画商で、画家のスランプの原因を調査しにきた設定。
しかも、ちょっと特殊な設定もあり…というね。
ほほぉ。テーマ的には今まで経験してこなかった感じだな。
全体を通してはどうだったんだ??
今回は「32/50点」でしたね。
前回同様、オンラインでも「探索を楽しめる」のは楽しいよねー。
そして何より、”小ネタ”の仕込み方が好きな公演でした。
【ある画家のスランプからの脱出】の概要・ストーリー(背景)
概要(値段・人数・型など)
- 参加日時:11月7日(土) 21:00~22:30
- 参加人数:5人(3人以上で開催)
- 価格:10,000円 (1チームあたり) ※人数により変動
- 型:オンライン型
※ZOOM、LINEは必須
前回の「猛暑からの脱出」と同じく、オンライン公演となります。
今回は前回と異なって、ZOOMでの顔出しでの参加が「強く推奨」されています。
特に一部の役割分担があるのですが、ZOOMでの画像共有なしではクリアが極めて困難になります。
デジタル背景もあまり適していないので、部屋を片付けてから参加しましょう!
なお、チケットの購入の方法がかなり特殊になっています。ご留意下さい。
- グループチケット(10,000円) ⇒ 5人まで参加可能
- トリオチケット(7,500円) ⇒ソロの追加有(マッチングが発生)
- ソロチケット(2,500円) ⇒3人以上のマッチングがあれば成立
私のお勧めは、ワイワイできる公演なので、4~5人でグループチケットとなります。
ストーリー(背景)
その絵は、人を魅了する。
その絵は、人を涙させる。
その絵は、人を狂わせる。
様々な芸術家・画商たちが、口々にそう評した絵画たち。
それらを生み出すとある天才画家がいた。
江心阿梨之介(えごころありのすけ)。
様々な名画を生み出し、画家としての名声を欲しいままにした阿梨之介。
しかし彼は、ある時を境にその筆をとることをやめた。
時折発表される作品も、人々からは、阿梨之介は画風が変わったのではないかと評される。
そんなある日、画商であるあなた達のもとに一通の手紙が届く。
「絵の価値を見抜く君たちに、頼みがある。ぜひ一度私のアトリエへと招待したい。頼みをきいてもらえれば、昔描いた秘蔵の作品をお渡ししよう。
江心阿梨之介」
そして、その手紙にはもう一枚。
らっこ、と書かれたイラストが同封されていた。
ある意味人を狂わせそうなそのイラストを見つめるあなたの手は震えていた。
あの天才画家、江心阿梨之介秘蔵の作品を手にすることができるかもしれない高揚感。
そして、目の前にある絶望的ならっこの姿に。
アトリエに集められた、選ばれし画商達!
目の前に広がる独特な作品の数々!
なぜ、阿梨之介は絵が描けなくなってしまったのか?!
果たして、作品たちに込められた謎を解き明かし、阿梨之介をスランプから脱出させることができるのか!?
そして、阿梨之介から秘蔵の作品を手に入れることはできるのか!!
「これ、なんの絵ー!!?」
アトリエに、画商達の叫びがこだまする
今回は前回の猛暑からの脱出よりも、何か訳ありの設定。
ただ、ホームページに飾られている絵画は、設定どおり画家と言えるのかというひどいレベル!
本当に美術館で絵画を鑑賞しながら謎を解く。という経験はあります。
ただ、スランプになった絵を見て謎を解くのはもちろん初めての経験です。(笑
一方、公式の映像からは少しストーリーが骨太そうな印象も。
ネタ公演なのか、それともがっつり公演なのか、そんなことを楽しみにしながら参加しました。
【ある画家のスランプからの脱出】の結果
結論ですが、今回は『成功』しております!
いやぁ、最初から最後まで私は遊ばせてもらったなー!!
オンライン公演としては珍しいのですが、「探索が重要」となります。
それをインタラクティブに行うんですよね。
悪い言い方をしたら人間ラジコン。
○○に××を△してください。など、具体的な指示を出し続ける必要があります。
もちろん相手はZOOMの向こう側のため、カメラの画角含め上手に調整しましょう。
となると、人としゃべるのが好きな私は、探索指示の役割が大好きなんですよねー。
結果、探索して出てきた小問は、基本チームメイトにお任せ。
皆が解いてくれている間に、次の問題を探して、謎をみなさんに供給し続けておりました。
公演が終わってから気づいたんですが、たぶん1問も小問は解いていない!
もっというとラスト謎もチームメイトが突破してくれました(笑
あれ、何しているんだ私??
とは言うものの、会話のやり取りが非常に楽しかったので、満足しています。
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【ある画家のスランプからの脱出】の感想・総合評価
良かった点、個人的に気に入った点
良かった点は「小ネタの入り方」です。
画家のストーリーらしく、本作には大量の絵画が登場します。
スランプになってからの絵画が多いのですが、これがいい意味でひどい。
しかも、なかなかに攻めた絵が多いんですよね。
著作権的にはアウトにならないような、少し責めたセンテンス。
小問の答え含めて、その語句を答えにもってくるか!という小ネタ要素が私は大好きです。
また、その小ネタに対して、こちらが軽くボケてもちゃんと拾って頂けるのは関西人としてはすごくありがたい。
二点目は、「ストーリーの骨格」です。
上記の評価だとただのおふざけ公演かと思われるかもしれませんが、「なぜ、スランプになったのか」というところの骨格はキッチリしています。
めちゃくちゃ感動したというレベルではありませんが、幸せな結末を迎えられてよかったな!と素直に思いました。
おふざけ要素を満載に各所に入れつつも、最後にはきっちりまとめてくる落差。
役者さんの作品ならではの良さだと思います。
悪かった点、個人的に気になった点
人によっては「役割分担」に賛否がでるかと。
ここは結構ストーリーの根幹に関わってきますし、本公演の特色でもあるので語りにくく💦
みんなでワイワイやるのが醍醐味の公演かなと思うのですが、一部それが行いにくい分担があります。
「どういう謎解きが好きか」という価値観によって印象や評価は変動する部分です。
本ギミック的に好感を持つ方もいらっしゃるでしょう。
個人的にはワチャワチャするのが楽しい公演だと思うので、役割分担の形を変えてもよかったかなと思っています。
ただ、一人で司会・進行・登場人物全てをされているので、限界があるのもしょうがなし。
劇団の方は拝見したことないんですが、他の団員さんが絡んでくるような謎解きとかもやってみたいなと!
【ある画家のスランプからの脱出】の総合評価(50点満点評価)
世界観 : 6/10 (世界観にブレがないか。のめりこめるか)
斬新度 : 6/10 (新しい仕掛け、取り組み、謎が多いか)
ワチャ感: 8/10 (参加者が盛り上がれるような仕組みの有無)
論理度 : 6/10 (各小問や、大謎に不整合がないか。適切な誘導の有無)
ワイワイ楽しみながら、探索をしたい方にお勧めの公演です。
前回参加した「猛暑からの脱出」でも探索の面白さが上手に取り込まれていましたが、今回もそれに負けないぐらい隅々まで探索する必要があります。
(同じ部屋でやっているとは思えない。)
前回の猛暑からの脱出の方は「現実とゲーム」の融合がうまくなされていました。
今回はどちらかというと「イベント」という印象が強かった様に感じます。
ただ、前回あったような途中で一気に情報があふれがちになることもなく、序盤から最後までいい感じに情報が追加されていくので、迷子になることはなかったです。
クリア後で小問を見返してみると、中にはピリリと辛い物もありました。
ただ、常に画面越しにナビゲーターがいるので、おそらく詰まったら適切にヒントももらえるでしょう。
ストーリーはキッチリ整理されていますし、伏線もすべて回収してくれますので、初心者の方でも心配なく参加できますね。
余談ですが、失敗画像も見せてもらったんですが、私「失敗画像」が好きです。
参加される方は是非、失敗画像もみてくださいね。
なお、公式Twitterはエゴコロアリノスケさんのスランプが続いているようですよ。
江心阿梨之介(えごころありのすけ)は、今日も #絶賛スランプ中 #6日目
『ある画家のスランプからの脱出』休演日をはさんで2週目に突入!
先日発表した追加公演にもすでにご予約をいただいております!
ありがとうございます👓本日も迷画の世界へご案内!#ナゾ眼鏡 #謎解き #今日は上手に描けました pic.twitter.com/ox8wKPeJ5M
— 劇的ナゾ眼鏡 (@nazoMegan) November 6, 2020
そういえば今作で第4弾作品なんですよねー。第1弾、2弾の再演があったら参加したいですね。あ、でも猛暑からの脱出続編「極寒からの生存」とかの勝手な新作も妄想しています(笑
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