はじめての脱出

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脱出 雑記

脱出ゲームってなんだ?

はじめまして、脱出ゲーム歴5年を超えた、『にょっき』と申します。

TVでも「謎解き」や「ひらめき💡」が多く取り上げられるようになった、2020年。

脱出ゲームって聞いたことあるけど…なんだろう?

そんな初心者のあなたに、大きな目線で私見全開で「脱出ゲームとは?」をお伝えします。

みなさんが、脱出ゲームの世界に飛び込む一助になれば幸いです。

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1.知恵の『戦い』 それが脱出ゲーム

脱出ゲームと言っても、今では様々な形式(型)に分かれています。ただ、もともとは、パソコンや携帯のアプリなどで「脱出」というジャンルが開拓され、それが現実世界のゲームとして展開されたと私は考えています。

では、元々の脱出アプリとはどの様なゲームだったのでしょうか?

1.部屋に閉じ込められて、部屋中を探(物色w)しながら、アイテムを集める。
2.集めたアイテムで仕掛けを解いていき、その部屋から制限時間内に脱出する。

上記の流れが超一般的なゲームの進行でした。

重要な点としては、基本的にはプレイヤーの「知識」が求められることは少なく、

知恵」や「ひらめき」で問題を突破するという点です。

そして、この点こそが、脱出ゲームの最大の特色かつ魅力と言っても過言ではないでしょう。

この特色を生かしたまま、現実世界でも脱出ゲームが展開されおり、さまざまな形に分岐しています。では、具体的に知恵を使った問題とは何か見ていきましょう。

<出題される問題例>

・信長が亡くなった年はいつ? → 「知識」をとわれる問題 × (答:1582年)

・「親 人 中 〇 子」 〇に入るのは? → 「ひらめき」で解ける問題 〇(答:姉)

 

すごく雑な言い方をすると、「クイズ」よりも「なぞなぞ」というイメージで、問題が構成されていると思っていただければと思います。

 

となると、タイトルの「戦い」ってなんだ? とお思いの方もいらっしゃるかと。

 

何よりもあなたの、壁として立ちはだかるのは、『制限時間』です。

現実世界における脱出ゲームは制限時間が設定されているものが多いです。

しかも、問題量的に慣れていないとギリギリ時間内に解ききれるかどうかの、塩梅に調整されていることがほとんど。刻一刻とせまる制限時間と常に戦いながら、「ひらめき」と「知恵」を駆使して、成功を目指す『戦い』がそこにはあります。

2.脱出ゲームの型

1で脱出ゲームは「知恵やひらめきを駆使するゲーム」だと説明しました。

ひとくくりにするのは簡単ですが、現在「脱出ゲーム」はジャンルとして確立されつつあり、中を覗いみていると実は様々な型に分岐・進化しており、日々新しいエンターテイメントとして産声をあげております。

この記事を読まれているあなたが明日脱出ゲームで出会う型は、私の未体験の型かもしれません。それくらいに、様々な団体が新しい形を創造しているのです。

とはいっても、2020年8月の現段階では大きく分けて、4つの型に分かれていると考えています。

【A】ルーム型 /【B】ホール型 /【C】周遊型 /【D】ギミック型(上海型)
各脱出ゲームでは、特徴が異なっており、詳細は別記事でご紹介したいと思います。
今回はざっくり、イメージだけお伝えし、興味のある型を見つけていただければ幸いです。
【A】ルーム型 6-10人くらいで実際に部屋に閉じ込められて、そこから脱出することを目的にします。前述したアプリに非常に近い感じで、常に動き回ります。「探索力」も求められる場合が多いです。みんながイメージする『THE 脱出』という公演が多く、非日常感は格段に高いです。
【B】ホール型 4-6人くらいで1チームとして、各チームで謎を解いていき、目的を達成することを目指します。他にも同時間帯でいろんなチームが参加しており、1会場に100人近くいる場合もあります。基本的に「席で謎を解く」時間が多めではありますが、問題量も多めです。
【C】周遊型 人数制限等はない場合がほとんどで、実際に街や施設内を巡って謎を解いていきます。答え合わせなどはLINEやHPなどを使う場合が多く、スマホ必須のケースが多いです。ただ、制限時間等はないものが多く、初めての人も失敗する可能性は低くお勧めです。その場に行かないと解けない謎が多いため、所要時間は長めに見積もってください。
【D】上海型 Aのルーム型の派生です。上海で生まれたことから名前がついているようです。Aだと係員の型も一緒に部屋に入って、こちらの進行を見守っていることが多いのですが、Dは係員は外で待っています。中はプログラミングされた電子ギミックが多数あり、驚きの連続です。
初めての人はCの周遊型で時間を気にせず、トライするのがおすすめです。

3.どこが楽しいの?どんな人におすすめ?

これを聞かれるのは非常にむずがゆいです。(笑)

率直なところ1回でいいからやってみて!!というのが本音なのですが、醍醐味は2つあるかと。

「ひらめいた」時の快感 (アドレナリンが出ている気がします ※個人のイメージです)
私たちこそが「主人公」である、非日常感
前述したように、基本的に「知識」よりも「知恵」が求められる問題がほとんどです。この点を逆に言うと実は「誰にでも解ける問題」がいっぱいあります。ただ、これが簡単には解けないんです…。
いろいろ見方をかえたり、法則性を考えたり、他の問題との関連性を探したり色んなことをやってみて、「解けた時の快感」は日常では味わえないものがあります。
「あー、なるほどそういことか!」という連続を味わえるのです。
少し前に流行った言葉でいうと「アハ体験!」に近いものがあり、普段使っていない脳の部分を脱出中はフルで刺激されている気がします。(個人の感想)
また、脱出ゲームは「あなた」が主人公です。もちろん、ストーリーの中に他の登場人物が出てくることはありますが、「あなた」が謎をとき彼らを導いてあげる必要があります。たとえ100人いる会場だとしても、「あなた」のストーリーを進行できるのは「あなた」だけなのです。
とここまで、言葉で魅力をお伝えしてきました。ただ、正直なところ私がそうだったように、実際やってみるまで、イメージはつきにくく、すべての魅力は伝えきれていないとは思います💦
そこで、こんな人におすすめ!という、私が思うはまりやすいタイプを並べてみます。
  • テレビゲームが好きな人
  • 推理小説が好きな人
  • 考えることが好きな人
  • 非日常を求めている人
  • 人とコミュニケーションとるのが好きな人

 

上記に当てはまる人、いや、当てはまらなくても、ぜひ一度脱出ゲームに参加してみてください。

そこでは、初めての体験があなたを包み込んでくれるに違いありませんので。

 

4.実際に会場についたら何をすればいいの?

著者も初めて行った脱出ゲーム、もちろん脱出失敗したのですが、何をしていいかわかりませんでした。そこで、初めて行ったときに困らないように、4つのポイントをご紹介します。

多少なりともポイントのところを意識いただけると、成功確率が上がると思います。

(1)チームの人に自己紹介をしよう!

脱出の型でお伝えしたように、脱出ゲームはチームで参加することが非常に多いです。
例えば、友達2人で参加した時に、残りの4名は初めましての方とチームを組むことになったとしましょう。(基本的に2人が違うチームになることはほぼないと思って安心ください)
その時、残りの4名の方に、自分からぜひ簡単な自己紹介をしてみてください。
「脱出ゲーム初めてです。よろしくお願いします。よく来られるんですか?」が鉄板フレーズかと。
自分が初心者であることもお伝えしつつ、同じチームの方が経験者であれば、力強い味方の可能性がでてきますし、相手の方も初心者だとしても、それはそれで一体感が生まれます。
大事なのは、チームメイトに「この人とお話ししても大丈夫」と思ってもらえることです。
ですので、人見知りの方や、おしゃべりが苦手な方は必要以上に無理して会話したりする必要はありません。(得意な方はぜひお話してください!)
では、なぜ、自己紹介が必要なのか?
それは、脱出ゲームにおいて、チーム内での「円滑なコミュニケーション」が非常に大事だからです。
率直なところ、初めて参加される方の想像以上のたくさんの問題が出題されます。
その中で一人で解けないときに考えすぎず、「この問題わからないんでお願いします!」と、
他の方にヘルプを求めることがクリアにおいての重要な要素になります。
あなたが苦戦している問題でもほかの人だと一瞬でわかるかもしれませんし、逆もまた然りです。
細かなところかもしれませんが、その時間短縮の積み重ねが脱出の大きな成功要素になります。
このコミュニケーションのとりやすさが、最初に自己紹介しているかで、変わってくるのです。
脱出あるある:「あ、、、あと一分あれば、クリアできたのに…」
また、最初にコミュニケーションをとっておくといいことが、もう1つあります。
それは、「情報共有」が行いやすくなることです。
情報共有の重要性は、次回攻略のポイントで詳細をお伝えするとして、
脱出ゲームはストーリーの進行による「状況の変化」が良く起こります。
 ・先ほどまで通れていた道が、がけ崩れで通れなくなったり。
 ・持っていた道具を途中で使用して、手持ちからなくなっていたり。
そういった情報が、各問題やストーリーなどに散りばめられていることが多く、
「情報の非対称性」が自然と発生する仕組みなっています。

その中で、「この道通れなくなっていますよ!」や「その道具もうなくなってます!」という情報をあなたが持っていれば、ぜひチームに共有してあげましょう。

逆に、他の人も情報を開示しやすくする雰囲気であれば、成功率はぐんと上がります!

チーム内の、コミュニケーションの取りやすさは脱出成功の大事なカギになります。

(2)もらった紙をよく読もう

自己紹介も終わり、さて実際に始まるまで暇だなーと思ってはいけません。

もうすでに、脱出ゲームは始まっていると思ってください(笑

入場時に「STORYシート(仮)」をスタッフさんから渡されるケースが非常に多いです。ここには非常に多くの重要なことが書かれており、それ自体が謎をとく道具として使うことさえあります。

主に書かれている内容としては

  • 登場人物紹介(名前や、能力や、特徴など)
  • STORY(お話の背景や、現在の状況)
  • 禁止事項・注意事項

となります。

途中で登場人物の能力を使ったりもしますし、お話の背景も世界観を理解するためには重要です。

そしてなにより、禁止事項も「全員がゲームを楽しく行う」ために非常に重要な要素です。

運営側が一生懸命作ってくれた脱出ゲームでもルールを無視すると滅茶苦茶になってしまいます…。先ほどもコミュニケーションの重要性を説明しましたが、それと同じ、それ以上にみんなが楽しめることが大事だと思っています。

(3)トイレに行こう。ぬかりない準備を。

さて、シートも読み終わったし、もう準備は万端というところまできた場合、余裕があればトイレにいくことをお勧めします。

係員の方からも説明がありますが、オープニングから解説まで2時間程度かかる場合が多いです。

そんな中で、時間制限との戦いだけでなく、便意と戦う必要性はありません。(笑

特に、ルーム型は真剣に閉じ込められるので、トイレにいくことが困難です。(もちろん人間には緊急事態があるので、いけないわけではありません。)ただ、「閉じ込められている世界観」が崩れてしまうので、できるかぎりそういう事態は避けたほうが、みんなも集中して楽しめると思います。

トイレに行っている時間、あなたのチームは人が減っているので戦力ダウンににもなりますしね。

著者は途中トイレに、戻ったら最終問題が終わっていることがありました…(自己責任

(4)世界観に浸り、何よりも楽しもう!

この点がなによりも、重要です!

脱出ゲームは設定によって、いろいろな世界観が構築されています。

ファンタジーの世界であったり、工場だったり、近未来であったり、はたまた江戸時代であったり…。

このゲームはあながた主人公ですので、是非その世界観をフルに楽しんでください!!

世界観を理解することは、脱出成功の秘訣でもありますよ。

前述では敵といいましたが、言い換えるとあなただけの特別な「制限時間」でもあります。

せっかく、お金をはらって参加している、脱出ゲーム。

限られた中ですが、いろいろな問題にチャレンジしてください!

あなたの一声が脱出成功にきっかけになるかもしれませんよ!

 

いい意味で遠慮せず、制限時間中100%楽しむ!

 

5.脱出ゲームで失敗したんだけど…

この記事を読まれているあなたは、まだ成功も失敗もしていないかもしれません。ただ、中には失敗して、やる気のなくなった方もいるかもしれないと思います。

 

安心してください。 失敗して普通なんです。

 

脱出ゲーム聞こえは簡単なゲームに思えますが、脱出率は非常に低くなっております。

私が始めた頃は脱出率「10%」をきることがほとんどでした。(現在は20%前後が多い)   現在の20%も参加者のレベルがあがってのことなので、あてにはならない数字かもしれません。

ただ、どこかで「悔しさ」が残っているのであれば、ぜひリベンジをしてほしいと思います。

初めての時の経験が、次に生きるのも脱出ゲームの醍醐味です。某ゼミではないですが、「あ、これみたことあるタイプのやつだ!」というのが発生したりもします。

筆者も最初は、10連敗くらいをしてから、初めての成功を勝ち取りました。

その間辛酸舐めまくりましたが、初めて脱出成功した時の喜びは今でも覚えています

(次回、私なりの攻略のポイントなどを記事にしますので、是非参考にしてください。)

 

次回は、脱出ゲームの細かな流れと、「攻略のポイント」について記述予定です。

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