こんばんは。管理人のくっすんです。本記事はネタバレが含まれます。
皆さん「最宴祭8」お疲れ様でした。本記事はOVERMAPの裏話関連の雑記です。
毒にも薬にもならぬに、暇つぶしとしてお読みください。(推敲とかもしてない、個人的な感想のだだもれの雑記です)
まず、何よりも最初に『Overmap』および『ホメタタエ』に参加頂いた皆様本当にありがとうございました!!
(よよまるさんの公演もたくさん来て頂き、スタッフしてて嬉しかった!)
最宴祭として、過去最大数の団体が出展する中、過去最大数の周遊(たぶん)も行われておりました。
ShareKOBEとしては、初めて周遊謎(周遊といっていいのかはまぁ一旦置いておいてください)を作成する機会をあたえてもらったので、折角なので裏話含めてネタバレにしちゃいます。
依頼は雑談から
7月の頭くらいに、主催のよーいちから「最宴祭8」にかけて「周遊7つやりたいねん。で、1つはエクストラとして8個目をやるねん。1つどう?」
って、ポイフル1粒くれるくらいのノリで、周遊作ってみないかと声をかけてもらいました。
ちなみに私はハードグミが好きです。
個人のYOLO”sで作成するか、ShareKOBEとして依頼を受けるか迷ったんですが、個人としては9月末の岡山謎解き会の製作もあったため、ShareKOBEの皆に相談することを決断。
その中で、メンバーの一人であるいっぺぃさんが、よーいちから周遊依頼を受けていることが判明w
残りの3人で作るか協議した結果、『やっぱ最宴祭でしかできない周遊ってあるはず』という結論にいたったのが7月半ばでした。
まだ、数が足りない。ってよーいちが言ってたので、杉山君を巻き込んだのは7月末でした。
杉山君が作る周遊って面白いのは体験済みで(多くの人が電車でいろんな土地に行きながら体験していると思うけど)最宴祭で周遊やってくれる人に、1つでもおもろいものを提供したくて、巻き込んだんだけど、快諾してくれたことに改めて感謝。
最宴祭でしかできないことって
まぁ、ここからが受難。
個人的に周遊の楽しさって「その場に行って、観光したりおいしいもの食べたり、なんか新しいこと発見したり」というものとのセットなんです。
ただ、最宴祭という都合上、その辺りの『発見や体験』と組み合わせての価値をあげる術がなかなか思いつかない。。。
おいしいお店とかはもちろんあるんですけど、コラボするには準備期間がもうちょい必要といった感じ。
じゃぁ、逆に会場全体を使っておもろいことしようかなと思ったんですが、主催からの依頼が
- 浪速区民センターが閉まってからも出来ること
- 1,000~2,000円。目安1時間程度
と言うものでして、まぁオーダーにはちゃんと答えたいので、それも断念。
ただの無理な依頼だったら断るんですが、「遠方の方も含めて、区民センターがあいている間は公演沢山やる人もいる。なので、それ以降や以前でもできるものを提供したい」という主旨だったので、
賛同するしかないじゃない。
だって、俺が東京行ったときに、朝一周遊とかするんだもん。
そういう状況を引っ提げて、ShareKOBEのメンバーである、シルクトくんと、まっさんと会議。
「どういう周遊がおもろいか」ってMTGをしていて、アイディアが浮かぶんだけど、最宴祭の3日間という期間にふさわしくなかったり、法令上の問題が出たりと、なんかピンとくるものがない。
3~4案でてたんですけど誰も会議を終わろうとはしなかったんですよね。
あ、嘘です。俺はちょっと眠たくなってました(笑
かなり煮詰まった25時くらいに、誰かが「地図重ねます?」って言ってくれた時に、「あ、それおもろいかも!!」って全員がピンとくる案に到着。
でも、「あ、それいけそう!」で空気感が変わる瞬間ってあるんすよね。
あの瞬間はめちゃくちゃ楽しいし、完全に眠気から脱却。
謎解きの神様がいるとしたら、システムを思いつく時と、大謎を実装する時に現れがちだと思います。
『行くべき場所を見つけること自体を謎にして、解くべき問題を補助情報として利用しよう』という原案が生まれたタイミングでした。
簡単に言うと「メタ公演」に近い形式ですよね。
謎解きに慣れている人に対して、この問題ってことは「こういう看板ありそう」という前提で体験いただけるかなと考えていました。
想定していたプレイヤーの動き
地図を重ねるからには場所の特定が難しい。
とはいえ、解くことによるプラスの効果を体験してもらわないといけない。
ということで、地図を重ねるという案が出た時点から「NazoGram」の利用を前提にしていました。
解けば解くほど地図が消えていき、次の特定につがなっていけばいなと!
NazoGram側のさっしーさんにすぐにXからDM送って、許可を取りに行ったところ、「注意書きさえ入れてもらったOKとの回答が!」よしこれで、大きな仕組み自体は動かせそう。(さっしーありがとう!!!)
となると、今度はプレイヤーの動きの設計イメージをつくっていかなければなりません。
どの地図とどのピンが対応しているか分からないので、「最初は”一旦この地図”と仮定した上で、その前提で地図内の全てのピンを回りつつ、問題一覧から解けそうな問題を探す」人が多いのでは?という仮説をおきつつ、作成を開始。
となると、まず最初の地図は「大きく動く必要がなく、明らかに目立つ地図」が必要となりました。
そこで利用させてもらったのは近くのLIFEさんの室内マップです。
「レジ」「サービスカウンター」「階段」など明らかに目立つもの多かったので。
場所の特定は簡単なので、問題を難しくしようとした点は反省しております!!すいません!
最初の謎だから、そこも簡単でよかったですね。。。
1問解いたら地図の状態になります。
次からは解き方がわかれますが、浪速区民センターを中心にそんなに遠くないことが前提としてあったため、「ホテルリブマックスなんば」が複数表示されているため、そこを前提に推測してみたり…。
➡右上のリブマックスより、少なくとも一箇所はリブマックスより南西にあるはずと確定できる。
また、その場合左下のピンだと浪速区民センターから遠すぎるため除外できそう。
他にも、「新なにわ筋」よりは右にある可能性が高いことで推測してみたり、地下鉄千日前線から場所を推測することも可能でした。
他の解き筋としては、「ビールの看板」がありそうな場所を検索するのも有効でした。
実際に浪速区民センター付近でグーグルマップで「BAR」と検索すると、行くべき場所である「GOODHOPE」さんが一番上に検索結果として表示されます。
なんと、BARの向いに他の場所で解くべきものと同種類の自販機が置いてあったのは、後から気づいたのですが、周りをよく見ている人がたまたま見つけるのも面白いなと思って、問題変更は行わないませんでした。
地図からも特定しにくく、最後の方に残りがちなのは、青と赤の看板かなという想定でした。
こたえは「飲み物」とつけることで、謎クラの皆さんだったら、色んな飲み物を現地に行かずに入れた人もいるのでは??
もちろん、それでは想定しにくい答えが結構多いようにもしていましたが、「みるく」あたりはヒットしたかもしれませんw
その中で他の問題の回答にヒットすることも想定内ですので、罪悪感抱えなくてOKです!
この問題は、同じ看板なのに「表と裏が違う」という看板の常識を覆すようなものを見つけたのでどうしても利用したくて、シルクト君に問題をつくってもらいましたね。
こちらグーグルマップを使って解いている人泣かせな問題となってしまいました…。
場所を推測する楽しさを提供したかったので、グーグルストリートビューを利用しての周遊は想定内でしたし、制作者としても全く問題なかったんです。
ただ、見つけた喜びで裏を見ること自体ができず、問題が解けないということを数回確認したので、2日目のヒントで裏と表が違うことを開示しました。
最終位置をどうするか
さて、4か所の地図を回るだけでもそれなりに大変だったかもしれませんが、「大謎感」が0というのも周遊謎として寂しいものです…。
ここで、実は運営にあった!とか、そういうのも考えたんですが、ここで例の制約が重くのしかかります。
浪速区民センターが閉まってからも出来ること
となると、浪速区民センター内を最後の場所にすることで色々仕掛けを入れるのは無理そう。
逆に言うと、浪速区民センターの地図を利用しながら表せつつも、浪速区民センター内ではない場所を最終ポイントにしようと決めました。
全ての問題を解くとめちゃくちゃシンプルな地図の一部が残ります。
「舞台」という特徴的な言葉は近場では浪速区民センターしかありえません。
ただ、舞台の大きさを考えると、どうやら浪速区民センターのすぐ近くを示しているようです。
入り口からの関係性も考えると、今回の最宴祭の別会場にもなっている民泊を指しているようです。
ただ、あくまで「舞台」と表示されていることから、フロア的には1階のようです。
実際に現地に向かうと民泊のらせん階段下にぽつんとキーボックスが置かれておりました。
4桁の数字でしたので3問解いた時点で、答えは10通りに絞れます。全ての問題を解かなくてもキーボックスを開けられさえすればクリアです。
最後の場所で迷われた方ごめんなさい。前提条件で「23時まで遊べる」というものを提示していたので、区民センター内ではないこともほんのり示唆で来ているかなとは思ったんですが、少し情報少なかったかもです。
さいごに
グーグルマップなども使えば、本当に心の底から30分くらいで終わるかも…と思っていました。
私は結構地図が読める側の人間だったようです…。
問題としても5問しかないし、500円に価格設定をしたのですが、その効果もあって想像以上の沢山の人に触れて頂けて感謝しかありません。
『場所の特定自体が謎になっている』という違う角度からのイベントでしたが、すこしでもどこかの要素で楽しんで頂けたのなら幸いです。
最期まで辿り着いた方も、途中で時間が無くて諦めた方も、手に取って頂き本当にありがとうございました。
また、違うイベントでお会い出来れば幸いです。
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